- プレイ時間 11時間
- ジャンル 抜きゲ―・人妻・寝取られ
- エロ度 ★★★★★
- 満足度 ★★★★
- えっち回想 20回
- バックログからのシーンジャンプなし
〇概要
主人公とヒロインの出会いから始まって、結婚して、気づいたら寝取られてたお話。(主人公目線では)
〇よかった点
1)主人公とヒロインが出会いから描いている
寝取りだろうが寝取られだろうが、主人公とヒロインが結婚してから(付き合ってから)の幸せな生活はよく描かれていると感じる。ただ、出会いからどうやって惹かれ合ったのかまで描いている作品はあまり見たことがなかった。この過程を丁寧に描くことで、いやでもヒロインに惹かれるし、主人公に感情移入してしまう。いっそう寝取られダメージが大きくなるのだ。本当につらかった(´・ω・`)
2)長い年月をかけて行われた寝取り計画
本作は4部構成になっていて、第3部「巨乳妻完全捕獲計画」では、寝取る側視点になる。2006年から始まって、最終的に2017年までに至る長い長い寝取り計画は、正直すごいとしか言いようがなかった。薬物(睡眠薬を除く)はいっさい使わず、あくまで合意のもとによる和姦で堕としていく寝取り姿勢は評価できる。私が一番楽しめたところ。
でも彼女のせいじゃない。
会田の言葉に怯え、傷つけられる辛さ。
そしてその傷を癒される心地よさ。
ヤツはその両方を使い分け。
どんどん美咲の心に楔を打っていったから。
本当にタチが悪いと思う。
ある意味セックスによる支配よりも。
ずっとずっとタチが悪い。
__主人公
主人公自ら、寝取る側のやり口を称賛しているくらいだから。
3)エロい
エロに関しては文句なし。さすがのelfクオリティのアニメーションだった。あと局部アップCG。悲しいことに、最初の宴会シーンが一番エロくて、後半に連れてエロが下がっていく感じはしたけども。
4)身体は堕ちても、心までは完全に堕ちない
身も心も簡単に堕ちてしまうくらいのヒロインなら、諦めて割り切ってプレイできるからそこまでつらくないのだろう。でも、本作のヒロインは、心が完全に堕ちない。でも身体は快楽を望んでしまう。だから、そう簡単にあきらめがつかなくて、本当に胸糞で、余計に寝取られることが辛くなる。いっそ早く堕ちてしまって、離婚したほうがよっぽど気持ちが楽だよ。
なんであそこまで彼女は怒るんだ?
家庭ってのはそんなに大事なのか?
主従関係は完璧だったはずなのに、肉体的にも支配したはずなのに。
__会田
どこまで寝取って辱めても、最優先事項は家族であるヒロインの心に寝取る側が混乱していることがなによりの証。ここが本作の特徴。
5)寝取る側も寝取られる側もつらいってどういうことやねん
寝取られる側の辛さはいままでに書いたとおり。ただ、本作では寝取る側(会田さん)の辛さもある。会田さんは主人公より前からヒロインのことがずっと好きで、いろいろアプローチしてたが、まったく意味をなしてなくて、突然現れたバイトの主人公にヒロインを持っていかれた構図だ。これだけ見ると結構可哀そうな人。恋愛なんてそんなもんだと思うけど。年数や想い云々よりも、相性が重要だからさ。
俺は涙ぐんでいた。
自分でもワケがわからないうちに。
三つ指をつかせてやるとか、目の前に跪かせてやるとか。
今まで色々と理屈を捏ねてやってきたけど。
俺はただ優しさに飢えていて。
単純に愛されたかっただけなんじゃないか?
いくら俺が美咲をハメたつもりになっても。
元から彼女にハマってたのはこっちなんだから。
__会田
やってることは最悪だけどな。本気でヒロインのことが好きだったことだけはわかる。
人の一途すぎる気持ちってのは怖いよな。望みが叶わないなら相手に嫌われる事で、結びつきを強くしようとするんだから。
__会田
自分で言ってるけど、会田さんのやってることはまさにこの言葉どおり。でも結局、ヒロインはこころまでは完全に堕ちなかったから、会田さんも完全には喜べなかったのだろうと思うと、会田さんも可哀そうに思えてくる。
このシーンの会田さんの気持ち考えると切なくなるねぇ。
〇よくなかった点
1)会田さん以外の男に寝取られることが最高にむかつく
なんだかんだいって、会田さんは自分のなかで許容できるのだが、それ以外の男に寝取られることだけは納得がいかない。なんでこんな胸糞悪いんだろうと思う原因はこれ。会田さんVS主人公の対立構図だったら、もっと楽しめた。
つまるところ、こいつらが非常にむかつく。ニヤニヤするんじゃねぇ!!
2)ヒロイン目線が皆無
身体は快楽に堕ちても心までは完全に堕ちなかったヒロインが、何を考え、何を思ったのか、この部分に描写がまったくなかったから、モヤっとした。男目線ばかりでは、見えないこともある。
3)会田さんによる寝取られ過程が回想形式のため、盛り上がりに欠ける
会田さんによる寝取られ模様は、主人公へ動画が送られてきて知る構図なのだが、この事後回想の構図は、あまり面白みがなかった。寝取られ作品だから仕方ないのだろうが。年月を追って、会田さん視点でヒロインの寝取られ模様をプレイしたかった。単純に、私が寝取られ目線よりも寝取り目線のほうが好きなだけだろう。
4)finがfinしてない
2つのfinがあるが、そのどちらもすっきりしないエンド。仕事をすべて放棄して隠居生活エンドか、離婚後50歳になってから再開エンドのほうがよっぽど好き。
〇総評
愛ってなに?夫婦ってなに?そんな疑問が頭のなかでぐるぐるぐるぐるする、言葉にできない最悪の独語感と胸糞さを感じられる非常にエッジの効いた作品。夫婦になったこともない私には彼らの心を、言動を、完全には理解できなかった。人生経験が足りないせいかも。物語はどうしても読み手の引き出しの多さによって、満足度が変わってしまいから仕方がない。どの目線で物語を見るかで大きく満足度が変わる。覚悟のない人は絶対にやらないほうがいい。まじめに。他人を信じられなくなるし、女という存在がわからなくなる。
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〇心に残った台詞
「私にとって、大事なのは長さじゃなくて・・・。」
「誰としてるかなんだよ。」
「女には・・・」
「入れられるだけで、幸せになれる男がいる。」
「それが私にとっては、パパなんだ。」
「他の男じゃダメなんだよ。」
__美咲
それでもち〇こは大きくて早漏じゃないほうがいいよねうん。
果たして俺は美咲を許せるのか?
それも心の底から。
完璧な形で。
会田に幾度となく抱かれた妻。
見せつけられた映像を記憶に残したまま。
昔みたいに美咲を愛せるのだろうか?
中略
俺は彼女を憎々しげな目で見てしまうかもしれない。
許すことができなければ不幸は積み重なり。
誰もが辛い日々を送る事にも成りかねない。
どうなんだ、俺。
我慢だけの生活を続けることが。
幸せな家庭を取り戻した事になるのか?
__主人公
葛藤する主人公の描写に関しては神がかってたと感じる。主人公がヒロインに問いつめる場面はストレス発散できて大変よかった。あんなにヒロインを責め立てられる作品はそうないんじゃないかな。
黙っておくのも、一つの優しさ・・・でしょ?
__美咲
わかる。わかるんだけどさ。それは他人の場合だと思うんだよね。夫婦はもう他人という関係じゃない。お互いの間に隠し事はしちゃだめでしょ。優しさは時に人を傷つける刃になるのよ。
強姦したって彼女は俺の物にはならず。
どうせ射精後の空しさに苛まれるだけ。
目的はこいつらの幸せを壊す事じゃなく。
俺が世界一の幸せ者になる事なんだから。
__会田
会田さんの考え方は最高だね。ぜひ会田さん目線だけで寝取り作品をやりたい。