- プレイ時間 6時間
- ジャンル 抜きゲ―・純愛
- エロ度 ★★★★★
- 満足度 ★★★+
- えっち回想 22回
- 攻略キャラ 3人
- バックログからのシーンジャンプあり
〇概要
連続強姦事件によって恋人が殺され、不貞腐れて、自分の慰めのために女をつまみぐいしてた最低主人公が、ヒロインたちと出会って、過去に向き合おうとするお話。
主人公はかなりのハイスペック
〇パンスト
バニーガールプレイで1つだけ。このヒロインは普段はパンスト穿いてない。質感よさげ。
〇よかった点
1)雰囲気抜きゲ―
とにかく作品内の雰囲気がエロい。息遣い・汗・火照りが画面からビシビシ伝わってきて、なおかつ肉質のある絵。これはエロい。画面の若干暗い感じもまたエロス。
シチュエーション的には、恋人ラブラブセックスみたいなものはほとんどなく、主人公の慰めのために、とか、現実から逃げたいから、みたいな背徳系が多め。
2)後背位
南浜よりこさんの強み(だと個人的に思ってる)。ヒロイン全員に後背位がある。えっちシーンの見せ方が相変わらず上手。16:9の画面比をよく利用してる。
3)CG差分の使い方
えっちシーンで、1クリックごとに差分が使われるため、アニメーションとはいかないまでも、ピストン運動が表現されている。見ていて飽きない。
4)朱美ルートがいい
元カノがーとかグラフィティがーに囚われることがない朱美ルートは大変楽しい。このキャラは、基本的にいつもツンツンしているため、デレ始めるとえらく可愛くなる。
性格がきついため、友達少ないから依存度が高いのもグッド。言い寄られたらすぐ股開いちゃうチョロインともいえるけど。主人公が唯一更生して幸せになれるルートだから後味が一番良い。
告白の台詞は上から目線で「付き合ってあげる」。最高(*^^*)
〇よくなかった点
1)主人公の元カノ描写が足りない
主人公は、元カノが強姦事件によって死んでしまった過去を乗り越えられず、ずっとうじうじしてる。主人公だけでなく、周りもその様子。「私には好きになる資格がないから」「元カノのことが忘れられない」「元カノのことを考えてやれ」こんなんばっか。
途中で、元カノとの描写がないことはないけど、主人公がそこまで固執する理由がプレイヤーに伝わってこない。やるなら、冒頭から元カノ回想を始めるべきだろう。物語に置いて行かれる。元カノが死んでから一年。十分時効だと思うんだけどなぁ。
あと、元カノは実はけっこう悪い女だったという描写があって、なおさらこんな元カノに拘る意味がわからなかった。むしろくそ女だなぁと。
この作品、めんどくさい女しかいない。
2)グラフィティの意味と黒幕・・・
題名にも使用されている「グラフィティ」。これはよく壁にスプレーが書かれている「グラフィティアート」のこと。深い意味でもあるのだろうかと序盤から期待してたら、その程度か・・・。黒幕もあっけない。
3)全体的にぼかしてる
「セックスの意味、教えてよ」という割に、特にこれといった答えは明示されず、最後までぼかして終わったからがっかり。自分で考えろということか。
〇総評
雰囲気だけは名作っぽい作品。えっちシーンは大満足。ストーリーは、うん、よくわからんという印象。元カノを完全に忘れてラブラブに走る朱美ルートは好き。
DMM購入
〇心に残った台詞
もしセックスをしても気持ちよくなければ、少なくとも男が気持ちよくなければ、人間は絶滅しているかもしれない。
ただ単に、それがお辞儀などの動作を一緒であればするメリットはない。
子供を作る意味合いがあるかもしれない。
でも、俺たちが子供を欲しがるからセックスという生殖行為があるからで、そのために、快楽があるのだ。
そういう風に、花が甘い蜜を出して種子を虫に運んでもらうように、合理的に作られている。
セックスの意味。
それは前提として作られていない。
それを考えた人間の方がきっと想定外なのかもしれない。
「バカよね、股間と股間をすり合わせてキャーキャー言って」
「でもそう考えられるから人間なんだと思うよ」
「知ってた?猿でも動物ではほとんどレイプは存在しないんだって。少なくとも人間みたいに認知されてるだけで年間数千なんて事はないの」
「性器の構造とか、その種のルールとか様々だけど。強い子孫を残すたmメスが選べるようになってるんだって」
「レイプ出来る事が人間が人間である所以だと思う?」
「・・・だとしたら人間は猿以下かもしれない」
「これだけ考えられて、これだけ発展した人間が猿以下だったら笑えるわね」
__主人公・佐彩
レイプって人間特有だったのか。本作の言いたいことはたぶんここに凝縮されてる。