- プレイ時間 12時間
- ジャンル 抜きゲー・純愛
- エロ度 ★★★★
- 満足度 ★★★★
- えっち回想 58回
- Hアニメーション だいたいのHシーンでどこかしら動く
- バックログからのシーンジャンプなし
〇概要
3人の幼馴染(?)とシャアハウスでH
〇キャラ別感想
美雨(金髪)
タイトル画面にもパッケージ絵にもいないけど、ヒロイン3人の中で優遇されている存在。Twitterの有識者の発言で気づいたけど、アトリエかぐやHTPラインは金髪キャラを他のヒロインに比べ優遇する傾向があるらしい。ヒロイン3人の中で、幼馴染歴が一番古いわけでも一番長いわけでもないけど、たぶん主人公への想いは一番強い。
- 主人公に会うためにわざわざ主人公が住んでいる町の高校に進学する
- 都会に引っ越して都会色に染まっていくであろう主人公に釣り合うように、自分も都会の女っぽくなるよう努力する(夜にカップラーメンを食べるかで相当迷っている描写がある通り、体型にはかなり気をつけている模様)
- 幼い時に主人公からもらった「安産祈願」のお守りをぼろぼろになっても持ち歩く
- 過疎地域出身で、同い年の友達が主人公以外しかいなかったため、主人公への依存度が異様に高い
主人公への愛情が深すぎるがゆえに、普段はなかなか素直になれないツンデレ。
しかし、Hの時になると素直になって、主人公のためにエロいことを言ってくれたり、主人公のHなお願いを何でも聴いてくれる。普段とラブラブHの時のギャップが映えるので、ツンデレキャラはやはり良い。
「ばか・・・」と照れながら言うシーンはぶひぶひしますね。この娘はとても健気で、純粋な可愛さがある。
この娘がどれぐらい優遇されているかというと、大きく3つある。1つ目は非常にロマンチックなキスシーンである。雨を背景に徐々にズームインしていくキスシーン。正直アトリエかぐやHTPラインがこれほどキスシーンを真面目に描けることに私は感動した。
このシーンは構図が良いのはもちろんだが、キスシーンに入る流れも良い。前提として主人公とヒロインは幼いころに引っ越しを経てお互いの想いを伝えあうことなく離れ離れになっている。この際に、主人公はヒロインに自分の想いを告げようと、ヒロインあてにラブレターを出しているのだが、そのころにはヒロインも引っ越してしまってヒロインのもとに主人公のラブレターは届かなかった。返事がこなかった主人公はヒロインに振られたと勘違いし、ヒロインへの想いを心の深くに閉じ込めたのだ。だから、再会したヒロインに対して、「俺のことなんか好きになるわけがない」と思っていて2人はすれ違っていたまま。しかし、雨を眺めながら主人公とヒロインは幼いころを回想することを経て、ヒロインが主人公を求めてこの町に来たことや幼いころからの気持ちを告げ、ようやく主人公の勘違いだったことに気づき、閉じ込めていた気持ちが溢れるようにキスシーンに入る。すれ違った分だけ、結ばれたときに喜びはさぞ大きいだろう。
のちに個別ルート最後で、不思議な力でヒロインあての届かなかった手紙はヒロインのもとに届く。これにより、幼いころの気持ちも含めて主人公とヒロインは強く深く結ばれるという終わり方にすることで、昔からの付き合いがあるという設定を活かせていて良い。
2つ目はボテ腹H。ヒロイン3人の中で妊娠するのはこの娘だけ。しかもなぜかヒロインは学校を卒業する前にボテ腹になるという。卒業を待つこともできずにラブラブしてしまったということでしょう。まぁ学生ボテ腹は寝取られの臭いしかしないからやめていただきたいけど(脳の障害)。
3つ目はお医者さんごっこ再現H。お医者さんごっこ再現Hだけでこの作品をやる価値が見い出せる。幼いころの設定を存分にHに活かせているのはこの娘だけ。このお医者さんごっこ再現Hだが、幼いころに無知でやっていた行為を大人になってエロさを認識した状態でやると、なんて恥ずかしいことをやっていたんだと羞恥プレイになって盛り上がるし、普通のHよりもイケナイことをしている感が強い。具体的なプレイ内容は以下の通り。
- 縦笛の尻でおま〇こを擦る。たぶん縦笛の尻が聴診器のつもりなんだと思う。
- 縦笛の吹き口をおま〇こに挿入して出し入れ。縦笛の吹き口がメスのかわり。笛の尻から息を吹き込みたくなる。
- 結び目のある糸でク〇トリスを擦る。手術糸のかわり?
- おま〇こにビー玉を入れる。そしてビー玉をヒロイン自ら排出させる。産卵プレイみたい。
- 患部をみやすいように、おま〇こを剃毛する。
以下、気に入ったHシーン。
- 主人公に見られることや、主人公の指で弄られていることを想像しながらお風呂で自慰行為
- 目覚ましフェラ
- 寝ているヒロインに馬乗りPIZR
- 背面騎乗位(尻フェチなので)
- 対面騎乗位。このヒロインは普段の素直じゃない分、Hの時に自分から求めてくれるギャップがエロい。
佳恋(銀髪)
ヒロイン3人の中で、一番幼馴染歴が古い存在。多くの意味深な発言をかます小悪魔っぷりから、どこから本気でどこまでからかわれているのかわからずに、主人公はこのヒロインの手の平で踊らされる。年下ヒロインだが、年上ゲーを制作していたころのアトリエかぐやHTPラインのヒロインっぽい雰囲気を引き継いでいるキャラだ。意味深発言としては例えば、主人公の膝枕で寝てしまったヒロインが起きた場面で、寝ていたヒロインに手を出さなかった主人公に対して、まるで襲ってほしかったというような発言をする。あとは「責任をとってほしい」発言とか。
このヒロインの良いところは3つある。1つ目は言葉の区切り方である。例えば「お兄ちゃんのえっち」というセリフがある。「お兄ちゃんの、えっち」と、間に読点を打つことがこのキャラの特徴である。そして声優さんとキャラの相性が良いこともあり、間に読点=ブレスが入ることでボイスとセリフと絵のシナジーが生まれ、非常にいやらしくエロいキャラに仕上がっている。
読点を打つことで変わるセリフの例としてもう一つあげるならば、「えっちなお嫁さんはきらい?」ではなく、「えっちなお嫁さん、きらい?」がある。ちょっとしたことだけど、読点の打ち方ひとつで印象が変わるものなんだなと痛感した。
このヒロインの良いところ2つ目は擬音語の使用である。「射精する」と直接言うのではなく「びゅびゅ~ってする」や「びゅるびゅるってする」っていうのがエロ可愛い。
このヒロインの良いところ3つ目はバブみである。年下だけど甘えたくなる抱擁力があり、ヒロイン自ら「自分がいないとダメになっちゃう身体にしてあげる」と豪語するだけはある。特にPIZRシーンでは立ち絵よりも胸が巨大化し(目の錯覚か?)、「我慢しなくていいんだよ」とふわとろ甘々ボイスで言われたら我慢なんて絶対できないわ。抱擁力を示すには胸は大きいだけ大きいほうが良い。
抱擁力を意識してか、ほかのヒロインに比べてHシーンでの密着度合が気持ち高かった気がする。以下、気に入ったHシーン。
- スカートをたくし上げながら切なげな表情で「触っていいよ」なんてエロすぎる。弁護士を呼んでほしい。
- キスしながら対面騎乗位
- 主人公のち〇こをどこかに打撲してしまい、痛いの痛いの飛んでいけの代わりにマ〇コキでち〇こをよしよししてくれる。
- だいちゅきホールド
- 寝バック
- 背面駅弁
七菜海(茶髪)
ヒロイン3人の中で、一番幼馴染歴が長い存在であり、本作の中では一番幼馴染ぽかった(それでもまだまだ幼馴染として物足りない気はするが・・・)。しかし、美雨と佳恋を足して2で割ったような存在であり、悲しいことに私にとっては他2人よりも影が薄く、キャラとして印象に残らなかった。良さげなHシーンはいっぱいあるんだけどね…確かに可愛いんだけど、私が最後に攻略したというせいもあって、それ美雨か佳恋でよくね?と感じる場面が多かった。
このヒロインは体験版部分の共通ルートで、主人公が一緒に住んでいるヒロインの服もまとめて洗濯する際に欲情してしまい、ヒロインの下着を顔にかぶって申し訳ないと罪悪感を覚えながら自慰行為に勤しむところがピークだったように感じる。私的にはこれぐらい変態行為に走る主人公のほうが抜きゲーらしくて好き。
このヒロインは幼馴染らしく毎朝主人公を起こしてくれるのだが、Hシーンではこの設定を活かして目覚ましフェラや目覚まし手コキで起こしたり、朝起こした流れで朝食前に学校にいく恰好=制服のヒロインとHしたりと、朝起こす流れでのHが印象に残る。
以下気に入ったHシーン。
- 主人公の手や電動マッサージ機で愛撫される
- 背面騎乗位
- 授乳手コキ
- 寝バック
- 主人公を想像しながらローターで自慰行為
〇よかったところ
キャラの魅力が高い
私は「LOVEトレ」「このままだと弟がテクノブレイクで死んじゃうから子作り!」「お姉さん×SHUFFLE!」「夏汁100%」「お姉さん先生」と最近のアトリエかぐやHTPラインはおおよそプレイしてきたが、どの作品も総じてキャラが弱く、プレイし終わった後に印象に残るようなキャラが少なかった。「キャラの弱さ」「キャラへの愛着の湧きにくさ」、これが私がずっと感じていたこの制作ラインの弱点だった。エロさにスキルポイントを全振りしていたイメージ。
しかし、本作ではエロさをある程度維持しながらキャラの可愛さにもリソースを割いており、年下性癖のない私にとっても素直に可愛いと思えるキャラに3人とも仕上がっていた。キャラの魅力不足という長年の弱点がおおよそ解消されてきた点は非常に良い傾向だと思う。
安定のHアニメーションクオリティの高さ
- 圧倒的な数
- ピストンと同時に泡立つ愛液
- 中出しした後に逆流してくる精液
- 中出し後に収縮するア〇ル
- 口内射精した際に精液を飲み込む喉の動き
ハーレムルート
ひょんなことから催眠術をかけられるようになった主人公は、ヒロイン3人とも催眠術にかけてHな悪戯を楽しむ。催眠状態にあるヒロインたちは主人公に何をされても抵抗できないところや、Hな悪戯されて感じていたら素直に主人公に報告して従順になるところがエロい。下着フェチとしては、しっかり愛液で下着が湿るところを面倒くさがらずに描いているところがポイント高い。
その後ヒロインの催眠は解けてしまい、今度はヒロインによって主人公が代わりに催眠されてしまい、主人公がヒロイン3人の処女をもらう展開になる。ヒロイン3人から一気に処女を奪う構図の圧巻のエロさよ。普通の純愛ゲーだとまず無理だが、アトリエかぐやだからこそ出来るシチュエーションである。今までのアトリエかぐやHTPラインは年上ヒロイン=非処女が当たり前だったため、このような快感は新鮮である。
〇よくなかったところ
実質妹ゲー
本作のヒロイン3人は多かれ少なかれ、幼い時に主人公と仲良くした経験のある関係であり、本作ではこの関係を幼馴染と呼んでいる。ヒロイン3人とも主人公より年下であり、主人公のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。さて、ここで問題になるのは、幼馴染とはどんな存在かである。「男とか女とか意識せず、家族ではないけど気の置けない家族のような関係」、要は家族の亜種だと私は思っている。そんな家族の亜種から「お兄ちゃん」と呼ばれる、これはもう妹と同等と考えてよいだろう。ヒロイン3人とも年下にしてしまったことで幼馴染要素が映えず、ただの妹ゲーになっているのだ。
したがって、サブタイトルから本作を幼馴染ゲーだと勘違いしてプレイすると、「なんだこれ」状態になるでしょう。幼馴染は何も年下だけの特権ではない。鉄板の同い年(毎年なぜか同じクラスになる腐れ縁的な存在)や年上幼馴染だって存在してよいはず。本作は結局年下という核にもう一つ付け足す要素として幼馴染が添えられている程度なのだ。つまり、幼馴染要素に期待してはいけない。
みんな呼び方が同じ
なぜかヒロインみんな主人公のことを「お兄ちゃん」呼びに収束する。キャラごとに特徴のある呼び方にしていただきたい。
PIZRの迫力がない
アトリエかぐやHTPラインといえば年上ゲーのイメージが強い。年上=巨乳であり、年上ならばいくら胸を大きくしても不自然ではないため、自然と乳の大きいヒロインが多かった。そしてこの制作ライン特有の豊富なHアニメーションが加わることで、年上ヒロインの巨乳による、ち〇こが埋もれるほどの、ばいんばいん揺れるPIZRが出来上がる。私はこの制作ラインがつくるそんなPIZRが大変好きだった。
しかし、前作「JK妹」から急に年下ゲーに方向転換したことで、年下=不自然に巨乳にはできないため、以前のアトリエかぐやHTPラインのヒロインに比べると身体つきが貧相になった(それでも現実的には巨乳の部類だけど)。それに比例するように、以前のようなPIZRの迫力はなくなってしまった。私はそれが誠に遺憾である。
レズH
本作では主人公が参入できずに外から見ているだけの、ヒロイン同士のレズHシーンが5回ほどある。しかも、ちゃんとヒロイン2人ずつの組み合わせが3種類過不足なく用意されている。ヒロイン2人ずつの組み合わせで多人数Hの発想は良いと思う。しかし、主人公がHに参入できないことが残念だった。わざわざ主人公を除外する必要性が感じらない。
〇総評
最近マンネリ化していたアトリエかぐやHTPラインに新しい風が吹いてきたと感じられる作品。yoppyさん単独原画になったことで、エロさをある程度維持したまま可愛らしいキャラ容姿になった。また、どのキャラもそれぞれのキャラの特徴をとらえ、ヒロインの設定年齢に相応なボイスとなっており、ボイスとキャラが合っている。私は別に年下性癖ではないのだが、yoppyさん原画の年下ヒロイン×「お兄ちゃん」ボイスは非常に癒され、ぶひぶひできた。私はアトリエかぐやがここまで真面目に年下もの(しかも処女ヒロイン)を制作できることにとても驚き、その新鮮さから少し高めの評価とした。ただ、一つ注意していただきたいことは、幼馴染要素に特別な期待をするとこの作品は間違いなくしょぼい。長年離ればなれになっていた妹に再会したと思うようにしましょう。
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