【景の海のアペイリア】感想&紹介 __シリアスな笑い

  • プレイ時間 24時間
  • ジャンル  シナリオゲ―+バカゲー・純愛・妹
  • エロ度   ★★★
  • 満足度   ★★★★★
  • えっち回想 20回

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〇概要

感情と自我をもったAIアペイリアを救うために主人公が奮闘する。

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〇シナリオについて

空想科学の解説が丁寧

現在の事実科学と空想科学を合わせて、SFモノとしてよくまとまりすぎているとビビるくらいよくできている。

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物語の中で主人公や他のキャラによって、何が起こっているのか考察している場面がかなりの頻度で挿入され解説されるため、プレイヤーにわかっている雰囲気を味わわせようとするところが上手。実際にプレイヤーが理解しているかどうかは別として、これはゲームだからわかっている雰囲気を味わい楽しむことが大切だと思う。教養のある人はもちろん楽しめるし、別にそれほど教養がなくても楽しめちゃうだろう作りになっているところがすごい。

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ほんとこんな感じだと思う

こじつけがとても上手で、かなり詳しく解説されるため、SFモノで現実にはおこりえない内容だけど、私はどこまでが事実科学でどこからが空想科学なのが見分けがつかないほど、これは本当にありそうで事実なんじゃないかと錯覚させられた。そこが楽しくて仕方なかった。

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バトルシーンが熱い

自身が設定したコストを払って自身の願望を技にする「デザイア」というバトル設定がよくできている。それぞれがどんなデザイアを持っているわからないから、バトルシーンだけど頭脳戦の側面がある点がおもしろい。主人公をはじめ、どのキャラも技をくりだすシーンは迫力があって好き。燃えゲ―並みに熱かった。

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心理戦

主人公が、シンカーが敵か味方か、タイムリープを起こしているか観測者が観測者じゃないか、探りをいれてシンカーとだまし合っている場面が面白すぎる。正直ここまでひっぱる必要あったかと思わなくもないけど。

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シリアスな笑い

本作の一番スゴイと思った点はここにある。それぞれの願望を技にする「デザイア」を使って主人公たちは闘う。SAOのように、仮想空間でのゲームがデスゲームになってしまい、ゲームで死んだら現実でも死ぬようになる。だから闘いはいつだって死と隣合わせで真剣なのだ

しかし、主人公のデザイアは精液をコストにしてち〇こで闘うもの。死と隣合わせの闘いなのに、主人公は勃起したち〇こで闘うおまけに周りは主人公の闘う姿をみて真面目に対応している

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プレイヤーからしたら、このバトルシーンの光景は爆笑ものだ。しかし、作中のキャラたちは命がかかっているから超真面目で真剣にやっている。だからこそ起こる笑い、それがシリアスな笑いになる。

詳しくは漫画「バクマン。」10巻を参照してほしい。シリアスな笑いについて書いてある。まぁちょっと違うけど雰囲気は同じだと思う。

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〇キャラについて

アペイリア

自我と感情をもったAIアペイリアの純粋さに何度心うたれただろうか。アペイリアが肯定するときはポジティブと言い、手で〇を作り、アペイリアが否定するときはネガティブと言い、手で✖をつくる仕草がかわいい。主人公の彼女というよりは主人公の娘のような扱いだけど。

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三羽

次に主人公の義妹。毒舌な妹ってほんとええわ。頬染ながら「嫌いです」が癖になる

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主人公

自分のち〇このことを「指揮棒」と書いて「タクト」と呼ぶセンスが好きすぎる。自分の欲望に素直かつそこまで女の子の機微に鈍感じゃないし、おまけにイケメンでインテリと変態以外完璧。この主人公の言動に何度笑ったことか。

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〇エロについて

3P

 なぜかわからないけど3Pが3シーンくらいある。

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母乳

母乳吸いながらえっちはエロい。やはり時代は甘やかしてくれる年上姉キャラやな。

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「母乳の力を舐めるなよ。」

 

BGV

えっちシーンの最中にセリフとは異なる言葉を発するBGVだが、よくあるBGVは「はぁはぁ」みたいな喘ぎ声が主流だ。しかし、本作のBGVは喘ぎ声以外に明確な言葉を発しており、例えば義妹とのえっちシーンなら「兄さん」と言う。これはなかなか新鮮でよかった。

 

ハーレムえっちがない

実質一本道でラストにはハーレムを肯定する描写がありながら、その後は一切語られないことには納得がいかない。ここだけが唯一の不満点。

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アペイリア「ハーレムはみんなの幸せです。みんな幸せは、ノープロブレムです。」

 

 

〇総評

天才と変態は紙一重だとわかる作品。作者のオナニー全開作品だけど、プレイヤーもそれについてこれるような作りになっている(できるかどうかは別として)から楽しめる。基本1時間エロゲーやれば飽きてくるのが自分の性格だが、そんな自分が3時間ぶっとうしでプレイできるくらい惹き込まれるシナリオ展開だった。

DMM購入

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