- プレイ時間 14時間
- ジャンル シナリオゲ―・お姉さん
- エロ度 ★★★★★
- 満足度 ★★★★
- えっち回想 19回
- バックログからのシーンジャンプなし
〇概要
霊視能力を持つ主人公が、鬼を率いて、町を彷徨う霊魂を成仏させる「お役目」を果たしながら、家族をつくるお話。
〇よかった点
1)非常に高いエンターテインメント性を持つ
最近やった作品のなかでは珍しく、やっていてまったく飽きない作品だった。プレイ時間は長すぎず短すぎない。メリハリがあって先が気になるシナリオ・適度なえっちシーンの挿入・日常シーンの笑い・ラストシーンでの感動・冷っとする適度なグロさ。どこをとっても高いクオリティを誇り、かなり洗練されていた。
2)様々な要素を詰め込みつつも1つの作品としてまとまっている
ホームコメディのような日常シーンの笑い・ホラーのようなグロ・異能力・ミステリ・感動・エロなど、非常に様々な要素が入っている本作だが、それでも作品として破綻しておらず、それぞれがうまく結びつき、その魅力を存分に発揮していると感じた。
3)エロさ
すめらぎ琥珀絵は初めて見たけど、かなりエッチで私好みだった。巨乳から貧乳は完備してるし、獣系のプレイもある。シナリオゲーとは思えないエロさ。ただ、尺自体は長くないから注意。あくまでおまけ程度に考えておくと、予想よりよかったという感想。
私は由美ちゃんがめちゃくちゃ好みで、えちえちだったので大満足。口元のほくろはえっちすぎる。黒髪は正義。
4)家族っていいな
最初は主人公と座敷わらしの2人だけだったが、徐々に増えていく家族。みんなで食卓を囲んで食事するシーンが本当に好き。人間同士ではないけど、確かな信頼関係があって、温かさにあふれた家族が描かれている。みんな大好き!!!
〇よくなかった点
1)2周目以降が退屈
設定上、主人公が霊が関わっていると思われる事件を警察から依頼を受け、それを解決するという図式になるため、ミステリっぽい雰囲気がある。つまり、先が気になる展開というのは、簡単に言えば事件の真相やら犯人のことである。
これは、一周目の場合は、先がわからないから大変楽しいのだが、二周目以降は事件の真相がすべてわかってしまっているから、プレイヤーにとって、退屈に感じるだろう。
ミステリ要素のある作品の最大の弱点といえる。
2)各個別ルートの間にほとんど差がない
8割がた展開が同じ(既読スキップ)で、ラストをちょっといじっただけという。さすがにちょっと…と感じた。ぶっちゃけ琴莉ルート以外は消化試合。思い切って、琴莉ルートだけの一本道にしたら、満足度★★★★★だった。そうすれば、1)で取り上げたことも解消できる。
特に、由美ルートは私の中で許せないものがある。由美ちゃんとらぶらぶエッチできるんだろうなと思ってたら、3人でエンドだと!?ふざけんな( ゚Д゚)
琴莉をどの個別ルートでも絡ませるのは展開上、仕方ないとしても、梓エンドみたいな、家族エンドを望んでいた。
3)題名の「なないろ」って何の意味だったのか
「リンカネーション」は「転生」の意味らしい。これはすごく納得。
〇総評
笑って、怯えて、泣けて、温かくなれる、そんな作品。純粋に楽しかった、一周目は。
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