- プレイ時間 3時間
- ジャンル 寝取り・人妻・凌辱
- エロ度 ★★★★
- 満足度 ★★★
- えっち回想 17回
- バックログからのシーンジャンプあり
〇概要
隣の部屋に引っ越してきた元ヤン先輩人妻と浮気関係を楽しむ話
〇よかったところ
エンディングの数が豊富
本作は主人公目線ということもあってか、人妻特有のヒロインの葛藤はほとんどなく、2回のHでヒロインはほぼ完堕ちする。そのため、本作は堕ちる前よりも堕ちた後に力を入れており、エンディングごとに異なった堕ち方を楽しめる。ロープライスなのにエンディングが5つもある作品はかなり珍しい。（実際のところは、エンディングが多すぎて各ルートがすぐ終わってしまい物足りなさを感じたけど。）エンディングは合計5種類ある。
- セフレルート
- ヒロインM化ルート
- 妊娠ルート
- 風俗堕ちルート
- 薬堕ちルート
妊娠エンド
主人公がピルと偽って排卵誘発剤をヒロインに飲ませ、無理やり妊娠させるルート。このルートは発想自体が良く、Hシチュエーションも強い。まず、危険日なのにピルがあるからと安心して「中出しして」と間抜けにアヘっているヒロインが滑稽でエロい。
妊娠後は、ボテ腹Hを動画撮影して夫に送り付ける。このHに限ったことではないが、本作のヒロインはHの最中に絶頂して頻繁に気を失う。絶頂し、気を失ってぐったりしているところが非常にエロい。
このボテ腹Hだが、ヒロインが気持ち良さのあまり、Hの最中に夫に対して色々とカミングアウトするところが良い。こういうのは、清楚かつ一途でHと対極にいるようなヒロインがやると普段とのギャップで映えるんだけど、シナリオを読んだ限りでは、元々このヒロインはこういったことを平気でやりそうなキャラに感じたので、ギャップはほぼなくて少し物足りなくはあった。シチュエーション自体は良い。
- お腹の子どもは夫の子どもではないこと
- 主人公と夫のHを比較し、夫を粗チ〇・最低のHを罵倒する
- 普段の夫に対する愚痴を吐く
- 夫のことをATM、お金だけの人呼ばわりする
これだけカミングアウトされて大丈夫なほど夫の精神が丈夫なわけがなく、この動画を見た夫は子どもを残して自〇する。ここまでしなくてもいいだろ感はある。このルートに限った話ではないけど、本作のシナリオライターは市役所職員に対して恨み・偏見が何かありそう。自〇シーンで貴重なCGを使うな。
セフレルート
ヒロインは主人公の前ならば猫をかぶる必要がなくありのままの自分でいられて気楽、なおかつ夫では与えてくれない快楽を与えてくれる主人公に惚れる。詳しくは描写されていないが、このヒロインは夫を愛しているよりは夫の市役所職員という社会的信頼と安定を求めてこの夫と結婚したと推測されるため、主人公とのセフレ関係でストレス発散・快楽を満たしながら、夫の社会的信頼と安定にただ乗りさせてもらう、良いとこ取りをするこのルートが一番しっくりくる。やっぱり結婚は相性が一番だと思う（結婚したことないけど）。
このルートの良いところは夫の近くでHするシチュエーションが豊富なこと。わりとバレそうなギリギリを攻めている。夫が近くにいる系統のHはTHE寝取り感があるし、夫に対して優越感を持てるので最高。
- 夫と電話しながらH
- 体調不良で突然帰宅してきた夫を放置して、ドアの向こうに夫がいるにも関わらず夫婦の寝室で主人公とH
- 酒で酔いつぶれている夫の隣でH×2回
最初はバレないか心配で喘ぎ声を我慢していたヒロインだが、回数をこなしていくうちに慣れていき、むしろバレるかバレないかのギリギリ感を楽しんで自分から大きな声で喘ぐようになるのが好き。妊娠ルート同様、このヒロインは気持ち良いくらい夫のことを貶してくれるので、爽快感は半端ない。
ヒロインの夫を風俗堕ちしたヒロインのところに連れていって3P
風俗堕ちルートのなかの一つのHシーン。このルートでは主人公の紹介でヒロインが風俗の道に入るのだが、「堕ち」というにはほど遠いほどヒロインは充実した生活を送る。というと、元々H大好きな淫乱気質だったせいか、仕事で自分の快楽を満たせてなおかつ大金を手にすることができて非常にほくほくしている。だいたいこの手の作品の風俗堕ちルートはヒロインが金とHの亡者になってバッドエンドっぽい感じになるのに珍しい。きっとこのヒロインの天職なんだろうなぁ
風俗生活に満たされたヒロインが愛しているわけでもない夫の相手をするわけもなく、夫とヒロインの関係は希薄になっていき、夫は気を落としていく。そんな夫を見て主人公は善意（？）からヒロインの働く風俗を勧め、主人公は夫とヒロインで3Pをすることになる。Hしている最中にヒロインに過去の夫のHと比較させるシチュエーションは多いけど、直に夫と間男のち〇こを食べ比べさせるシチュエーションは初めてみた。実物同時に比較させることで間男の優越感はかなり上がるし、ヒロイン的にも「やっぱり夫とのHはしょぼい・・・」と改めて夫のふがいなさを痛感して間男に惚れ直すところが良い。またあまりにも夫のHがしょぼすぎるから、間男とのHと集中するために夫を罵倒するところが爽快。
ちなみにこのHシーンのあと、夫は風俗にハマってしまい、市役所の予算を着服して無事捕まる。ここまでしないでもいいでしょうに・・・ほんと、本作のシナリオライターは市役所職員に恨みでもあるのかねぇ。
〇よくなかったところ
設定が悪い
主人公が語尾に「～っス」をつけるチンピラみたいなやつで、ヒロインとは学生時代のヤンキーの先輩後輩関係＝そこそこ仲が良い。学生ヤンキー時代は敵なしの強さを誇り他のヤンキーから畏怖されていたヒロインだが、さすがに社会人になってまでヤンキーをしているわけにはいかなくなり、ヤンキーから足を洗い心を入れ替えて一般人になろうと猫被った結果、市役所勤めの夫とめでたく結婚して現在に至る。つまり、主人公とヒロインは現在の状況こそ違えど同じ穴の狢である。寝取りといっても、ふたを開けてみれば同類同士が結ばれただけであり、元ヤン同士のヒロインと主人公カップルのほうがお似合いまである。寝取りとしてはあまり興奮しない題材だと私は思う。
元ヤン妻の要素を活かすならば、例えばヒロインによって学生時代に散々虐められていた主人公が、学生時代のことなどさっぱり忘れて悠々自適に幸せな家庭を築こうとしているヒロインに対して怒りを覚え、復讐のために寝取る構図のほうが良さそう（ありがちだけど）。
夫への愛情が希薄なヒロイン
本作のヒロインは典型的な欲求不満に加えて、元々主人公と肉体関係を持つ前から夫に不満が多かったようで、夫を愛しているというよりは、あくまで夫の「市役所職員」という肩書を求めて結婚したらしい。本当に愛しているなら夫に元ヤンであることを知られることを激しく嫌がるわけないし、過去の話なら笑い話だろうに。要は、このヒロインは元から一途さがほとんどなく、夫に対して平気で嘘をつき、猫をかぶっているようなやつなのだ。そんなヒロインが夫をけなす言葉を言っても「やっと本性を表したかｗ」程度にしか思えない。せっかくの裏切りシチュエーションが映えない。
薬堕ちエンド
私が嫌う系統のエンディングだが、本作は特に酷い。主人公が効果の把握していない媚薬を興味本位でヒロインに使った結果、実は効果の強いやばい薬だったようで、薬なしでは生きていけないほどヒロインの精神が壊れてしまい、薬を買うためにやばい連中とHをし続けるようになる。
主人公にヒロインを薬漬けにしたいという明確な意思があるならまだ良い。しかし、本作の主人公は遊び感覚であり、自分の想像と違う結果になってしまった際に、「お、俺知らねーし（震え声）」みたいなノリで責任放棄するところがとても嫌い。シナリオを読んでいてイライラするヘラヘラ加減と一貫性の無さ。また媚薬Hの際に、想像以上に効果がありすぎて狂ったようにHを求めるヒロインに恐怖して逃げるところも本当になさけない。お前に抜きゲーの主人公は荷が重すぎるよ。
ボイスカット機能がない
他の文章を読んでいる最中に前のセリフのボイスが流れてくることが想像以上に鬱陶しかった。文章を読んでいて気が散る。バックログからのシーンジャンプ機能が付けられて、なぜボイスカット機能を付けられないのか。最後までボイスを聞いてほしいという願いなのか、制作陣が声優に忖度しているのかは知らないけど。
〇総評
原画や声優など良い素材を使っているのに、シナリオや設定がかみ合っておらず、上手くエロさを引き出せていなくてもどかしい作品。主人公もヒロインもヒロインの夫もしょーもないやつしかいなくて、作品に対する好感度が低い。エンディングを2つ程度に絞って、各ルートもう少しじっくり展開してほしい。あとは主人公目線の寝取り作品といえば、やっぱり人妻なので人妻葛藤描写として多少はヒロイン目線がほしい。
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