- プレイ時間 16時間
- ジャンル キャラゲー・純愛
- エロ度 ★★★
- 満足度 ★★★
- えっち回想 12回
〇概要
クリスマスイベントの実行委員となった主人公が、同じ実行委員のヒロインたちと、準備を通して仲を深め、恋人になって、えっちする。一言でいえばそれだけのお話。
〇登場人物
高幡ちはる
新生徒会長。2年生。天然ですぐに調子に乗ってやらかす残念系ヒロイン。ヒロインの中では、バストが2番目に小さいようだが、どう見ても長津田ちゃんよりも大きい(確信)
長津田夕美
2年生。高幡ちはるの親友。りけじょ。長津田ちゃんポーズがかわいい。個別ルート入ったら、ものすっっっっっっごく甘やかしてくれるよ。CVあじ秋刀魚
梶谷彩乃
3年生。主人公のお姉さんみたいな存在。やんちゃで悪戯好き。巨乳。実はチキンで気が弱い。
宮前エリ
1年生。風紀委員。個別ルート入るとものすっっっっっっっっっごく甘えてくるよ。なぜ名前がカタカナなのだろう。。。本作で私のお気に入りキャラ。
みんなかわいい!
〇よかった点
1)原画がとびぬけて良い
キスシリーズ第1作「ホチキス」でも書きましたが、前作よりもさらに原画のキレが増していると感じました。「女の子」というよりは「女性」を描いています。リアルJKみたい。(筆者は男子高出身のため、リアルJKと接したことはありませんが(^^;)
みんな良き脚や(*’ω’*)
2)安心して読めるシナリオ
会話を通してほんとにヒロインたちとお話しているだけの印象が残りました。人が死ぬ・難しい設定・複雑な人間関係、そんなものどこにもありません。盛り上がりに欠けるシナリオといえばそれまでですが。キスシリーズはこれでいいんです。一定の需要が必ずあります。日常会話は楽しく、共通ルートのほうが楽しかったくらいです。
3)チャプター式・シーンジャンプなどシステム面の快適さ
相変わらずの戯画クオリティ。完成されたシステムです。チャプター式は、前作「ホチキス」でも同様でした。今、全体のどこらへんのシナリオを読んでいるのかわかりやすく、とても助かります。
あと、立ち絵がコロコロ動くため、見ている分には飽きません。文章読むのにはうっとうしいけど。
恋の相対性理論(笑)
4)主人公を介さないヒロイン同士の絡み
親友同士のちはる×夕美とか、彩乃×朋子とか。全体的に、恋の相談をするシーンが多いため、そういったシーンが多く見られます。なんか主人公を介さないヒロイン同士のやり取りって私好きなんですよ。リアル女の子っぽい。
5)長津田ちゃんの恋の葛藤(ややネタバレ)
私がシナリオ的に一番恋愛してたなーと思うキャラが長津田夕美ちゃんです。もともと親友の高幡ちはるを主人公から守るために実行委員になり、最初は主人公に攻撃的なのです。ただ、主人公と準備をすすめ、時間をともに過ごすにしたがって、主人公への心境が変化していきます。そして、その変化に自分自身が気づいていない。
個別ルートで自分の気持ちに気づき始めますが、認めようとしません。だって、親友の高幡ちはるも主人公のことが好きだと思っているから。親友と主人公との気持ちの間で葛藤するシーンはなかなかくるものがありました。長津田ちゃんが泣いたシーンはとても印象的でした。
〇よくなかった点
1)エロが少ない
各キャラもう1回ずつくらいはほしいなぁ。内容に関しては満足だからあとは数。
2)「キスベル」の空気感
前作の「ホチキス」同様、あまりにも扱いが雑すぎる。ゲームの最初にもってくるCGにしては、あまりにも存在感がないです。もっと別の作品名でもよかったのでは。
3)デートシーンが少ない(というかほぼ皆無)
クリスマスイベントの準備に忙しいのはわかったから(いうほど忙しそうには見えないけど)、デートしてくれ。なんで付き合ってからセッ久しかしないの?サルなの?初詣とか行こうよ。えっちはないけど、もっとキャッキャうふふできるイベントを増やそうよ。
このシーンはとても、とてもよかった
4)冬に花火ってどうよ…
意外性はある。逆に意外性しかない。ここだけ邪道を進んでどこへ行くつもりや
〇総評
作品の主旨を理解し、楽しみ方を知っていれば、楽しめる作品。シナリオだけ抜き取ってしまえば、つまんないなぁと誰もが思うだろう。しかし、キスシリーズとはそういった類の作品ではないのだ。制服を着たリアル風JKと日常会話を楽しみ、選択肢を選び、ヒロインとえっちする、そういった作品だ。その主旨に興味がなければやらなければいいし、興味があればぜひやってみましょう。シナリオがつまんないなんて感想は本作ではナンセンスなのです。
DMM購入