- プレイ時間 8時間
- ジャンル シナリオゲー+抜きゲ―・お姉さん・人妻・陵辱
- エロ度 ★★★★
- 満足度 ★★★
- えっち回想 19回
- バックログからのシーンジャンプあり
〇概要
主人公が、彼女と一泊二日の旅行に来たペンションで、奇妙な出来事を体験するお話。
〇よかった点
1)市川小紗さんの原画
「愛姉妹Ⅳ」同様、あらすじなど見ないで絵師買いした。若干劣化している感じがするが、それでも十分なエロさが健在だった。まつ毛とパンツの描き込みにおいて、この人の勝てるはそうそういないと思う。
2)物語のひきが上手で、先が気になり、ノンストップでプレイできる
本作は、ミステリっぽい雰囲気のある一本道ゲームだ。途中でいくつか個別エンドはあるけど、基本的にエンドは一つ。
物語を進めていくうちに、徐々に明らかにされていく真相は、先が気になってどんどんプレイできること間違いなし。残念ながら、トリックといえるほどのものはないけど。
3)フローチャート機能で攻略が楽
選択肢自体は多いもの、フローチャート機能のおかげで、攻略自体は簡単で回想を生めるのも楽々。システム面に関してストレスは感じなかった。
4)適度な緊張感
どれが夢でどれが現実なのか、に戸惑う主人公描写が緊張感あってよかった。ホラーっぽいシーンがいくつかあり、夜中にやるとちょっと怖いかも。物語の良いスパイスになってる。
〇よくなかった点
1)ストーリー短い・えっちシーン少ない
フルプライスでこの尺の短さはちょっと・・・。シナリオゲーとしても、抜きゲ―としても微妙。市川小紗さん使ってるのに、もったいない。
2)明らかに理不尽すぎるヒロインが一人いて可哀そう
物語内だと、撫子が可哀そうみたいな空気になってるけど、どう見ても、くす葉のほうが扱いが酷いし可哀そう。
撫子の場合は、生まれてからずっと性奴隷の扱いだけど、尚人のおかげでそこまでひどいことはされてない。過去回想シーンにおいても、むしろ尚人の性奴隷であることに快感を覚えてるし、生まれてからの境遇ならば、自然と順応していく。
しかし、くす葉に関しては、本人は何も知らされずにペンションに来てみたら、親に売春されたことを知らされて絶望一色。いままで裕福な生活を送ってきただけあって、その落差が大きい。幸せから一気に地獄に堕とされた気持ちは計り知れない。
脚切断される(未遂)わーま〇こに足つっこまれるわーで本当に酷すぎる。最期に主人公と会話して成仏していったけど、おまえそれで満足しちゃうの???と困惑した。本作一番の不遇キャラだ。幸せにしてあげて。
3)解決編のインパクト不足
出題編(?)における、物語のひきはよかったけど、解決編はかなりあっさりしてる。「あ、ふーん」程度で終わる。死者とのお別れシーンでも、特に泣く展開にはならず、それで満足して消えていくのか(笑)と突っ込みたくなる。霊的なものを扱っている作品としては、「なないろリンカネーション」のほうが上手。
〇総評
先が気になる展開でプレイしてる瞬間は楽しい作品。ただ、ふたをあけてしまえば大したメッセージ性もトリックもなくて、プレイし終わったあとは、非常に物足りなさを感じた。けっこうハードエロがあるため苦手な人は注意。絵が気に入ったら買い。
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