プレイ時間 | 4時間 |
ジャンル | 触手・陵辱・戦う |
エロ度 | ★★★★★ |
満足度 | ★★★★ |
えっち回想 | 82回 |
バックログからのシーンジャンプ | なし |
概要
異変を調査するために他国に派遣されたレベル99最強女騎士が異種姦、娼婦、セクハラなど色々とされちゃう。
よかったところ
ゲームシステムがとても親切
同人RPGといえば、プレイヤーがやりやすいかどうかは別として、ゲーム制作者のこだわりが全面的に押し出されていて、敷居が高い印象を強く受ける。一言でいえば、抜きにくい作品がほとんどだと私は思う。しかし、本作はかなりプレイヤーのことを考えて親切に設計されており、本作をプレイしていてストレスに感じたことはほとんどなかった(1つあったけどそれは後で書く)。同人RPGが好きな人の中には、自力で色々手間をかけて攻略していく要素を楽しんでいる方もおられる一方、私のようにゲーム性よりもエロ派の人もきっといるはず。そんな人は本作を大変気に入るでしょう。
- 最初からレベル99だからレベリングの手間が一切ない
⇒エロシーンだけに集中できる - 戦闘画面にて敗北Hを手っ取り早く見るための「降参」ボタンがある
⇒負けるために戦闘で調整しなくて良い - 敗北Hを見たあとに自動でコンティニューされる
⇒わざわざ敗北Hを見る前にセーブする必要も、敗北Hを見た後にロードする必要もない - 本編をクリアしたら回想画面がすべて解放される
⇒とりあえず本編のHシーンだけ回収すれば良くて楽 - 敗北Hがないボス戦では「敗北Hはありません」としっかり表記してくれる
色々な敗北H
女騎士=敗北Hといっても過言ではないし、敗北Hを見るために本作を買った。本作のヒロインは元々最強であり、他人を寄せ付けないクールさがある設定なので、敗北Hで屈服させられるシーンが余計に光る。敗北する敵はバリエーション豊かである。
ゴブリン
1番目にダンジョンに出現する敵。ゴブリンは身体が小さいので、個体数を多くして群がり、ヒロインを輪姦する感じ。
スライム
2番目にダンジョンに出現する敵。ヒロインの身体が拘束されて、スライム触手で犯される。スライムは人間と一切コミュニケーションがとれないため、ヒロインが絶頂しようが許しを請おうが無視して無機質に犯す感じが良い。
犬みたいな獣
3番目にダンジョンに出現する敵。獣らしく動物がするような後背位で、Hというより交尾感があってエロい。ヒロインは「やめて」と懇願するも、発情している獣たちは我先に子孫を残そうと後背位で連続交尾をして、ヒロインが獣ちんこに屈服するシーンがエロい。
虫
4番目にダンジョンに出現する敵。異種姦だとこの虫による出産プレイが一番気に入っている。戦闘シーンでの出産と、敗北Hでの出産、2回の出産を楽しむことができる。戦闘シーンでの出産は敵に産卵攻撃を受けた後に適当に戦闘ターンが過ぎれば、ヒロインの体内に産卵された卵が孵化してヒロインが幼虫を出産してくれる。また、敗北Hでの出産では、ヒロインが虫の住処で手足を地面に拘束されて、幼虫を産む苗床にされる。後背位で虫がヒロインの体内に産卵⇒幼虫を出産、をひたすら繰り返す。ヒロインが抵抗しないように、苗床としての生産性をあげるために手足を地面に拘束して、ヒロインのことを一切人間とは見ていないところが良い。戦うヒロインが苗床になって永遠に生み続けるだけの存在になるシチュエーションが私の性癖ドストライクだった。
赤ちゃん(フローベイビー)
5番目にダンジョンに出現する敵。ヒロインを地面に拘束して身動きがとれないようにし、赤ちゃんみたいな恰好をした敵がヒロインのおっぱいを吸いまくって母乳を強制的に出させる。ただ犯すだけではないところが他の敗北Hシーンと差別化出来ていて良い。
オーク
最後にダンジョンに出現する敵。ダンジョンに出現する敵のなかで、唯一人間とコミュニケーションをとることができる。オークといえば人間離れした太く長いちんこが特徴であり、クールな最強ヒロインが「オーク様のちんこでいっぱい突いてほしいです♡」と言って屈服するシーンがエロい。(余談だけど、あまりオークに見えないイラストだなぁなんて思ったり思わなかったり)
味方の兵士
本編では、派遣されたヒロインが国の裏切りもの=スパイなのではないか?と疑いをかけられ、本来は味方であるはずの兵士たちに捕らえら、牢屋に数日閉じ込められる場面がある。この牢屋に閉じ込められる場面でのHシーンがとても良いのだが、これは後で詳しく書く。なんとかしてヒロインが牢屋から脱走した後に、巡回している兵士に見つかって敗北Hになる。ヒロインは壁尻状態で拘束され、味方だった兵士たちの性処理をするために便器として日々こき使われる。最強であり、他人をよせつけないクールさのあったヒロインが便器のように人間の尊厳を一切無視されて雑に扱われているギャップがエロい。本作の中で3本の指に入るぐらい好き。
牢屋に閉じ込められて尋問される場面
味方の兵士による敗北Hのパートで述べた通り、本編での中盤あたりに、ヒロインが国の裏切りもの=スパイなのではないか?と疑いをかけられ、牢屋に数日閉じ込められて尋問される場面がある。1段階目では、ヒロインを拘束し電動ドリルバイブのようなものを使ってヒロインを犯し、ヒロインが自白するまで絶頂させずに寸止めを続ける。ネタバレになるがこれは敵の罠であり、ヒロインはまったくの無実なので、自白もくそもなく、ヒロインは本当に知らないだけ。寸止め地獄により、ヒロインの頭の中が「絶頂したい」でいっぱいになってアヘってるところがエロい。しかし、簡単には音を上げないで「私がやりました」と認めないところが気高き最強騎士感があって良い。結局、1段階目の尋問でヒロインは絶頂することができない。
寸止め地獄によって身体の疼きが解消できずにもどかしい気持ちを味わったヒロインは、ノーパンで寝ることによって、同じ牢屋に閉じ込められているおじさんを誘惑し、牢屋の中で夜な夜なHをして疼きを解消する。ヒロインが寸止め地獄を味わう前までは、おじさんがヒロインにHを持ち掛けてきてもヒロインは無下にしていた(プライドの高い最強騎士だから)。その背景があるため、疼きを我慢できなくなってこれまで無下にしていた同じ牢屋おじさんにHを求める場面がよりエロく感じられる。ちなみに、これをきっかけに同じ牢屋のおじさんと仲良くなるのだが、後々この同じ牢屋おじさんがヒロインの脱走を手伝ってくれるので、まったく無駄なシーンというわけではない。
2段階目は1段階目の内容とまったくの正反対になる。電動ドリルバイブを使うところは同じだが、今度はヒロインが自白するまで絶頂させ続ける。1段階目の内容と落差がありすぎてヒロインはかなり苦しい様子だったが、やはり気高い最強騎士なだけはあり、ヒロインは「私がやりました」と認めない。ヒロインは何度も「イったから止めて」と懇願するも、無理されて絶頂させ続けられるところがエロい。
1・2段階目の内容でもヒロインは自白しなかったため、尋問官は尋問をやめてヒロインとHをして性処理をおこなう。性処理道具のように扱われたくなかったら早く自白しろ、という意図らしい。尋問官からどこか諦めを感じられて少し悲しい。鞭を使って肉体的苦痛を与えるとか、排便排尿させて人間としてのプライドをずたずたにするとか、もっと他に尋問手段あるでしょ。尋問のシチュエーション自体はよかったので、もう少し尋問の内容を頑張ってほしかった。
ヒロインはなんとか日々の尋問を耐え、同じ牢屋おじさんと協力して脱獄の準備を着々を進める。ある夜中、ヒロインが尋問で抵抗しないように薬を注射されて能力が封じられていることをいいことに、兵士たちはヒロインを牢屋から連れ出して一晩中輪姦する。兵士は大人数いるので、ヒロインは休むことなく、様々な体位で輪姦される。このシーンでもヒロインが「休ませて」と言うも、無視されて体力の限界までヒロインが犯されるシーンがエロい。そして犯された後に体力の限界がきてぐったりしているシーンがエロい。
その後、同じ牢屋おじさんの手助けによって、ヒロインは投獄に成功する。しかし、国の中でヒロインは指名手配犯に近い状態なので、隠れる場所を見つけることが非常に難しい。毎晩スラム街の浮浪者たちとHをすることを条件に、ヒロインはスラム街にかくまってもらうことになる。スラム街の浮浪者たちは普通の男よりも女に強く飢えているので、ヒロインはスラム街の浮浪者に激しく何度も犯される。気高い最強騎士のヒロインが、普通に生きていたらまず接点がないであろうスラム街の浮浪者たちに好き勝手扱われているアンバランスさがエロい。
日常的にセクハラされる
敵の能力によって、国にいる人(ヒロインも含めて)はつねに発情状態になっていて、性欲をコントロールできていない。だから、日常的に歩いているだけで男の人から突然尻を触られたり、おまんこを触られたり、キスをされたりする。公衆浴場に入っていたら、男たちが寄ってきて「抜いてくれよ」と頼んできたり、「身体洗いますよ」と言いながら愛撫してきたりと、国全体がかなり淫れている。
ヒロインの母国では、ヒロインは最強騎士という情報が根付いて畏怖されているため、ヒロインにセクハラをしてくる人はまずいない。だからヒロインはHなことに免疫がない。突然Hなことをされて困惑しているヒロインが可愛く、そしてヒロイン自身も段々と国の雰囲気に呑まれてHなことに抵抗がなくなっていく様子が良い。性欲がたまると、プレイヤーの選択によってヒロインにベッドの上やダンジョンの中でオナニーさせることができる。
頭身の高いキャラ
キャラクターが自分の好みかどうかはとても大切なポイントである。私は本作のような頭身の高いキャラの方が好きなのだが、個人的な感覚として、商業エロゲに限らず同人ゲームでも本作のような頭身の高いキャラよりも、二次元らしくデフォルトされた頭身のあまり高くないキャラが主流だと感じられる。そんな中、頭身が高く、すらっとしていて、騎士らしく凛々しい本作のヒロインは、異色を放っており非常に魅力的だと私は思った。
段階エロ
製品画像を見ればわかる通り、本作では「段階エロ」「敗北エロ」「戦闘エロ」の3種類に大きく分かれている。すでに「敗北エロ」「戦闘エロ」については軽く書いたので、ここではメインである「段階エロ」について書く。この段階エロはメインストーリーとはだいたい関係ないHシーンであり、派遣先の国にいる様々な男たちにヒロインが様々なシチュエーションで犯される。そのうちいくつか印象に残ったHシーンをピックアップする。
酒場のチャラ男とのHシーン
お金を稼ぐためにヒロインが酒場でウエイターのアルバイトをすることになる。ヒロインは酒場の客であるチャラ男冒険者に目をつけられる。
1段階目では、接客中に乳首を弄られて絶頂させられる。
2段階目では、同じく接客中に手マンをされて絶頂させられる。
3段階目では、同じく接客中に背面座位Hをする。3段階目までチャラ男冒険者はヒロインに「セフレにならないか?」と何度も説得するも、ヒロインは受け入れてくれないため、ヒロインがセフレになると認めるまで背面座位Hで何度も絶頂させる。ヒロインが快楽堕ちしてセフレになると認めるシーンがエロい。
4段階目では、チャラ男冒険者と個室部屋で一晩中Hをする。3段階目のHシーンでセフレになると認めたヒロインだったが、一晩たったら頭が冷静になったのか、チャラ男冒険者がHに誘ってもヒロインはあまり乗り気ではない。なので、チャラ男冒険者は「部屋で一緒にお酒を飲もう」と軽い誘いに変更してヒロインを部屋に連れ込み、もう一度入念にHをしてセフレ関係をヒロインに刷り込む。
5段階目では、ヒロインはチャラ男冒険者を含む複数の冒険者に一晩中輪姦される。クンニ⇒後背位⇒寝バック⇒手マンと進み、最終的に朝になってヤリ飽きたら後処理をすべてヒロインに丸投げしてヤリ捨てる。冒険者3人でヒロインをまわしたため、当然ヒロインは絶頂しても休む時間がなく、何度も「休ませてください」と懇願するのだが、無視されてそのままHを続行されるシーンがエロい。背景で夜⇒夜中⇒朝を表現しているところが良い。また、「もう無理」と降参している相手に容赦なく寝バックするシーンや、手マンをする際にガニ股にさせるシーンがSっ気を刺激されてとても気に入っている。
道具屋店主とのHシーン
ある日、ヒロインは気分を落ち着かせる薬を求めて道具屋に行く。その道具屋の店主はヒロインと肉体関係をもつために、気分を落ち着かせる薬の代わりに発情してしまう薬をヒロインに飲ませる。気分を落ち着かせる薬が見つからないと嘘をつき、代わりに気分を落ち着かせるマッサージをするという体裁で、道具屋の店主はヒロインに手マンをする。ヒロインが逃げられないよう、恥ずかしがって股を閉じないよう、道具屋店主がヒロインの脚を両足で固定してロックするところがエロい。道具屋店主は、ヒロインが絶頂しそうになったら手マンをやめる寸止めプレイを繰り返し、ヒロインを少しずつ快楽に堕とそうとする。1段階目では結局、ヒロインは絶頂させてもらえず、ムラムラを抱えたまま店を出る。
2段階目では、1段階目と同様に薬を飲まされる。ヒロインは薬を拒否することもできたのに、1段階目で植え付けられて解消されていないムラムラのせいか、あっさり薬を飲んでしまう。薬の効果は「30分間絶頂できなくなる」ことであり、1段階目と同様に手マンで寸止めプレイを繰り返される。1段階目の寸止めの効果もあり、快楽に屈服したヒロインが道具屋店主に「絶頂させてください」と懇願するシーンがエロい。
3段階目では、道具屋店主とヒロインが挿入Hをする。1段階と2段階目の寸止めプレイによって快楽を植え付けられたヒロインはあっさり挿入Hも受け入れる。
4段階目では、ヒロインに店番として接客させながら、道具屋店主とHする。
5段階目では、ヒロインに目隠しをして拘束、一定の金額以上の買い物をしたお客に対して、ヒロインを犯して良いサービスをヒロインには内緒で提供する。ヒロインは道具屋店主とHしていると思い込んでいるのでいつも通りに淫れてアヘるが、様々な知らない男たちに代わる代わる犯されて中出しされ、肉便器のような扱いを受ける。最後にヒロインは目隠しを外されて、知らない様々な男とHしていた事実を知るが、絶望するわけでもなく、むしろ自分が肉便器のような扱いを受けたことに対して興奮するようになる。これまでの調教によって、ヒロインがド変態になっているところが良い。
6段階目では、5段階目と同じように、一定金額以上の買い物としたお客がヒロインとHできるサービスを提供する。5段階目と違うのは、今回はヒロイン公認でサービスを提供するところ、店の裏でこそこそとヤるのではなく、店の中で他の客に見られようがお構いなしに公然とHをするところである。ヒロインがかなり淫乱に堕ちてギャップがエロい。
よくなかったところ
たまに画面がフリーズする
「おま環」なのかもしれないが、私がプレイした時には、メインシナリオでとある場面から別の場面に移行する際に画面が暗転してそのままフリーズしてしまったケースが2回ほど発生した。舐めてプレイしており、こまめにセーブデータをとっていなかったため、またはじめからやり直すという痛い目を見た。本作では本編シナリオ途中で強制的にセーブできない状況があるため、こまめにセーブデータをとっておかないと、私のようにやり直しで数時間無駄にすることになるから、もしこれからプレイする人がいたら要注意。
Hシーンのテキストはほぼない
一般的なエロゲだとHシーンにおいてヒロインの台詞を通して状況説明をする場合が多い。しかし、本作ではHシーンでの台詞が少なく、「パン♡パン♡パン♡」というピストンの擬音(?)をはじめたとした、キャラクターの台詞ではない言葉とCGの差分を使ってHシーンを繋いでいる場面が多い。元々ボイスがないため、Hシーン中に台詞が多かろうが少なかろうがそこまで気にならないけれども、Hシーンで台詞が少ない分だけ各Hシーンを少々短く感じた。テキストで抜くタイプの人には合わないと思われる。絵は十分すぎるぐらいエロいし、Hシーンのシチュエーションにもセンスを感じるので、もっとテキストでHシーンを膨らませられるようになると、よりいっそうエロが向上して素晴らしい作品になると思う。
総評
1300円でここまで楽しんでしまっていいのかと不安になるほどクオリティの高い作品。キャラづくり・Hシーンのシチュエーションにセンスを感じられ、制作者の自己満足にならないでしっかりとプレイする人の視点で親切に設計されている点が素晴らしい。ゲームパートはどうでもよくて、エロに集中したい人向け。DLsite専売(2021年4月29日時点)であるためそもそも本作の存在を知ることが難しい点、ボイスがない点がネック。しかし、今の倍の値段になっても良いからボイスを付ければ、今の倍の個数(1万以上)は確実に売れる作品だと私は強く推す。今後が非常に楽しみな同人サークルさんである。
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