【魔法少女消耗戦線】感想&紹介__自分にとってエロくないエロシーンを長々と見せられることがここまで苦行だとは思わなかった

プレイ時間13時間
ジャンル触手・陵辱
エロ度★★★
満足度★★
えっち回想51回
バックログからのシーンジャンプなし
魔法少女消耗戦線のタイトル画面

タイトル画面

まず初めに、私はあまり真面目にシナリオを読んでいなかったので、作中で何がおこっていたかをすべて把握しきれていない。故に、シナリオについては特に言及しない(できない)。いつもなら、「よかったところ」「よくなかったところ」で分けて書いているが、今回はまとまりそうにないため、一通りプレイして感じたことを列挙していく。

感じたこと

体験版の後のシナリオがないなんて・・・

体験版はかなりのボリュームがある。私がプレイしたときには3時間もかかった。このボリュームからわかる通り、気合の入り方がすごい。さらに、この作品は体験版を通してプレイヤーをぐいぐい引っ張ってくる熱意がある。非常に続きが気になるところで体験版は終わり、まさしく体験版らしい体験版であった。私は体験版を終わったあとにすぐに本編をプレイしたくて仕方がなかった。しかし、実際の製品版をやってみたらなんということでしょう、体験版のあとのシナリオは存在せず、バッドエンドで終わっているではありませんか。「製品版と体験版で多少異なる部分がある」というのは常識だが、なんかとても裏切られたような気持ちになった。ちなみに、体験版は主人公ヒロインが敵エイリアン(?)に捕まって触手で陵辱されて、死にそうになっているシーンで終わる。

触手による陵辱

触手陵辱で死にかける主人公ヒロイン

思っていたよりも触手Hシーンが少なく、対人Hシーンが多かった

変身ヒロインは触手をはじめとした人間以外の生物に犯されて魅力が醸し出されるもの、と私は思っている。だから本作にも異種姦を期待していた。しかし、本作では人間とのHシーンが多い。これは本作が敵エイリアンと戦っているシーンよりも基地内で過ごしているシーンのほうが描写が多い(と思われる)からである。命がけで闘っているなんて言いながら、最前線の基地内ではのんきに軍の男たちがHしている、そんなアンバランスさが本作の魅力なのかもしれないが、「軍の男たちはどうでもいいから、早く敵エイリアンと戦って敗北Hはよ」としか私には感じられなかった。

数少ない触手Hシーンを見ていくと、主人公ヒロインに対してのみ触手Hシーンがある。
1つ目、軍の実験台となって触手陵辱を受けるシーン。身も心も陵辱され衰退したヒロインはそのうち魔法少女に変身できなくなり、魔法少女でなくなった主人公ヒロインに存在価値はなくなってしまう。そこで、軍の機密情報を知ってしまったために地球に帰すわけにもいかず、かといって殺すのはもったいないということで、軍の実験台にされてしまう。このHシーンは本作のなかでかなりハードであり、アナルから口に触手が貫通するという、触手プレイの代名詞を見ることができる。四肢拘束された状態で好き放題できるというシチュエーションがエロい。このHシーンに限らず、本作では四肢拘束された状態のシチュエーションが所々ある点が良い

触手陵辱

触手による貫通

触手による貫通

2つ目、敵エイリアン(?)に負けて敗北Hシーン。これは変身ヒロインでよくみるHシーンだったと思う。ちなみに敵エイリアン(?)に犯されると細胞が侵食され、脳まで侵食されてしまうと犯された人は完全に敵エイリアン(?)と同じ存在になってしまう。主人公ヒロインは運よく脳まで侵食されなかったため、敗北Hシーンではあるけど、ちゃんとこの後にシナリオは続いていく。

触手陵辱

敵エイリアン(?)のほうがまともで、人間のほうが糞

敵エイリアンが人間を攻めてきていた理由は、簡単にいうと人間という生命体の生殖方法を知りたかったから(認識が間違っていたら申し訳ない)。敵エイリアン(?)は子孫繁栄のため、より多くの生命体の生殖方法を知り、よさそうだと思ったら自分たちの種族繁栄に活かそうとしたかっただけ。なんて純粋なのだろうか。
一方、人間はといえば、緊急事態にも関わらず個々人が私利私欲を満たすことしか頭にない、なんて醜いのだろうか。あまりの醜さに、「早く敵エイリアン(?)が攻めてきて人間を全滅させてほしい」と途中から敵エイリアン(?)側を応援していたほど。軍の男どもは言わずもがなだが、さらに醜いのが女連中である。
主人公ヒロインとチームを組んでずっと闘ってきた親友のようなヒロイン(ヒロインAとする)が一人いるのだが、ある日そのヒロインAの彼氏が軍の基地にやってきた途端にぱったり主人公ヒロインとの交流がなくなる。そして、軍の基地では女を犯し放題なので、ヒロインAの彼氏が主人公ヒロインを陵辱するのだが、ヒロインAは主人公ヒロインがヒロインAの彼氏をたぶらかしていると勘違いし、ヒロインAが主人公ヒロインを陵辱する。主人公ヒロインとヒロインAは互いに百合Hするほど仲が良かったのに、主人公ヒロインの腹を足で踏みつけるヒロインAの豹変ぶりにドン引きした。

ベニバン百合H

百合Hするほど仲が良い

親友より彼氏をとる

親友より彼氏をとる

足で腹を踏みつける

陵辱されて疲れ切った主人公ヒロインの腹を足で踏みつける親友ヒロインの鬼畜さ

地の文が多く、Hシーンのテンポが悪い

本作はおそらく、Hシーンを楽しむためにHシーンがあるのではなく、シナリオのありきでHシーンを入れているタイプだと思われる。だから、抜きゲーっぽい直接的にエロい文章がHシーンにはないし、突然Hシーンが始まって突然終わるように、あまりプレイヤーに抜かせようとする意図を感じられない。Hシーンだけ読んでもよくわからないし、Hシーンを飛ばしてもよくわからない。

BGM・演出が良い

闘うシーンは多くないとすでに述べたが、いざ闘うシーンになったら良いBGMと演出が戦闘を盛り上げてくれる。私はテキスト文だけだと飽きるタイプだし、テキストからの想像力がないため、テキストだけに頼らず演出面にもこだわっていたところは良いと感じた。例えば、ジョジョのスタンドみたいな化身を出して戦うシーンがあるのだが、「巨人の手で敵をにぎりつぶす」というテキスト通りに演出で巨人の手を表現していたところは良い。

スタンド

巨人の手

総評

とにかく抜けない、なのにHシーンを見なければいけない苦行、私の求めていたものは本作にはなかった。Hシーン目当てで買うのはおすすめできない。百合、陵辱、異種姦、機械姦、純愛など、色々な要素が詰め込まれており、Hシーンを飛ばしても話がわからないし、Hシーンだけ読んでも話がわからない、非常にハードルの高い作品である(所々ちょいグロのシーンもある)。私は通常版を買ったけど、もしプレイするなら魔法少女最初期3人組のシナリオが楽しめるアペンドディスク(?)がついてくる豪華版のほうが良いと思う。なぜなら本作を最後までやると、メインヒロイン3人よりも魔法少女最初期3人組のほうが好きになっているだろうから。

DMM購入

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