- プレイ時間 5時間
- ジャンル 抜きゲ―・姉
- エロ度 ★★★
- 満足度 ★★
- えっち回想 31回
- バックログからのシーンジャンプあり
- えっちアニメーションあり
〇概要
使用済みパンストにしか勃起しないという特殊な体質を持つ主人公。ある日、義理の姉のパンストで自慰行為をしているところを義姉に見られ、人生の終わりを告げる。かと思いきや、義姉に「個性向上部(通称ココブ)」へ勧誘される。そこでは、普通の人とは違った性癖を持つ変態たちが集まっていたのだった。
〇パンスト
★★★なかなか良い
今や絶滅したと思われる白ストをお目にかかれる。主人公の特殊性癖のため、えっちシーンで非常に多くの回数見られる点はかなり評価できる。ただ、拘るわりにあんまり絵が私好みではなかったことが残念。
〇よかった点
1)コンセプトは面白い
使用済みパンストにしか勃起しない主人公という、どこを探してもお目にかかれない設定は大変期待値が高かった。
自慰行為マスターや、見られることに快感を覚えるキャラ、普段は天使のようだが実はドSなキャラなど、キャラづくりがよくできていて、印象深い。とくに、オナニーマスターの義姉は本当に終始キャラぶれせずに楽しませてもらった。
「まさか、一日でもオナニーを断ったら気が狂っちゃうわ。私にとってオナニーは空気と同じくらい大切だもの」
_マナ(共通ルート)
2)一部エロシーンは動く
なめらかとはいかないけど、緩急はあり、なかなかのエロさ加減。ただ、圧倒的に数が足りない。全部のシーンで実装してたら、もっと評価高かった。
〇よくなかった点
1)ミドルプライスとは思えない短さ
ロープライス並み。いくら何でもひどい。短すぎるということは、その分描写が拙くなり、展開は急になってしまうということ。実際に、ヒロインを恋愛していく過程は恐ろしいほど省略されていました。過程なしでも抜ければいいと思ってるのだろうか。
「人を好きになるのって、そんな難しいことじゃないと思うな」
「特になにか大きな出来事があったから好きになるってものじゃないでしょ?」
「例えば一緒にいる時の空気感とか、話している時のリズムや声の響き、いくらだって人を好きになる要素はあると思う」
「でも、もっと言っちゃえば理由なんか必要ない。どこがとか時間とかそんなもの無視して、好きだって思えるのが恋だもの」
「恋は心でするもの。頭でするものじゃないでしょ?」
_マナ(みおルート)
作中のこの一言が、この作品を象徴している。つまり、過程なんて重要視してない。
言いたいことはとてもわかる。ただ、プレイヤー側としては、その心の恋を文章で書いてもらったり、CGで表現したりしてもらわないと完全に置いてけぼりにされるわけよ。
あまりにも描写が少なすぎると、えっちさせてくれるヒロインを何となく好きになって何となく付き合って結婚したようにしか見えないということをわかっているのだろうか。
2)途中でコンセプトが崩れる
使用済みパンストにしか勃起しない主人公の体質が、ヒロインと恋をしていくことで、恋をしたヒロインにだけは、パンストなしで勃起するように最終的になる。
一応主人公の成長と捉えられないことはないが、この展開は、この作品が誇れる唯一無二の設定を壊しているとしか思えない。最後までパンスト性癖をつらぬいて欲しかった。
3)ワイド画面ではない
いまどきワイド画面じゃないやつはアトリエかぐや系列くらいだろうと思ってたが。。。左右が黒くなるだけでモチベが下がる。
〇総評
全体的に拙い印象が強い。せっかくコンセプトがおもしろいのに、それを活かしきれてない。エロ動画部分を切り取って、4000円くらいで販売したほうが売れたのではないか。
ほんとにこのキャラはぶれない面白さがあった
DMM購入
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