- プレイ時間 10時間
- ジャンル ???・純愛
- エロ度 ★★★
- 満足度 ★★★
- えっち回想 21回
- バックログからのシーンジャンプあり
〇概要
「立ち上がりなさい、非リア充。青春の始まりよ 」
__雫
〇パンスト
1キャラ4枠しかえっちシーンが与えられていないが、その4シーンのうち2シーン該当した。どちらも破き。パンストは前作より描き込みがよくなってると思う。着エロにこだわりのあるりびどーそふと、信じていたぞ。
〇よかった点
1)キャラがかわいい
タイトルの副題「俺と彼女の裏表」から、本作はおそらく、キャラの2面性=ギャップによるかわいさ、を表現したかったのだと考えられるぐらい、キャラ作りはよくできていた。
ヒロイン5人とも好きだけど、特にいいなと感じたキャラは、さやかと雫。
さやかは、スケッチブックによる筆談でしかコミュニケーションとれないレベルのガチのコミュ障である。しかし、この筆談が楽しい。さやかがスケッチブックを提示してるときに、さやかの口元が隠れるのだが、スケッチブックに隠れた口がどんな感情を表現しているのか、非常に気になって仕方なかった。イマジネーションが捗るね。
無口だけど、よく笑うし、頑張って会話しようとするときの一生懸命さがとても好きだ。ヒロインの中で一番素直で、守護(まも)りたくなる。
ただ、さやかは、理事長ルートにおいて、主人公に告白し、振られる場面がある。こんな場面があるのはなぜかさやかだけ。さやかだけ負けヒロインにするのやめてください。彼女だけ背負っているもの重くしちゃうし、さやかに優しくしてあげてください。
次に、雫は、主人公のことを常にストーキングするようなグルグル眼鏡ロングスカート三つ編みの地味娘で、他人にすぐ突っかかるような残念系幼馴染だ。
しかし、主人公のことをストーキングするのは、主人公への愛が重すぎるからで、グルグル眼鏡ロングスカートさらし巻なのは、変な男を寄せ付けないようにするためで、そうするに主人公のことめちゃくちゃ愛してるってこと。愛の重いヒロインは大好きよ。
雫は、眼鏡外して、髪おろして、おしゃれしたときのギャップが本当に大きくて、印象的すぎて、もう好き。姉っぽい。
最初は「俺ガイル」を意識しすぎだろと若干引き気味だったけど、進めていくと案外異なるキャラ像になっていて安心した。
2)ミニゲーム要素
最初はめんどくさいだろうなと思ったけど、マップ移動・裏暴きモード・期末テストと、どれも想像より楽しめた。公式が「ちょっと遊べる」と銘打つだけのことはある。
3)心に残る台詞
4)着エロオンリー
前作に引き続き、全裸えっちなし。うーん、神!w
〇よくなかった点
1)キャラゲーなの?シナリオゲーなの?抜きゲ―なの?
ジャンルが定まらなさすぎてる。
キャラゲーとしてみるなら、キャラ作りはいいけど、肝心の個別ルートでみんなかわいさを引き出せてない内容であり、イチャラブが足りない。
シナリオゲ―としてみるなら、個別ルート間で、内容の共通性がない。あるルートでは陽キャは陽キャなりに苦労してる、陰キャは努力してないだけだと陰キャ否定し、あるルートでは、陰キャは陰キャなりでええんやと陰キャ肯定してくる。結局全体を通して何がいいたかったのかよくわからない、という印象が強く残る。
そして、なにより物語中で頻繁に出現する「青春する」という言葉。これが非常に曖昧で、具体的に何を指すのかわからない。恋をするだけが青春とは安直に考えにくい。
抜きゲ―としては、シーン数が少ない。
2)王道なえっちシーンが少ない
ベッドの上で初えっちで、えっちのあとはその余韻でピロ―トーク💛なんて展開は皆無。いきなり青姦だし、青姦多いし、えっちするたびにヒロインおしっこする、あと自慰行為見せつけるシーン多すぎ。安心してみていられるえっちシーンが少なかった。別におしっこと青姦が嫌いなわけではないけど、最初はベッドでやろうな?
3)捻くれ・・・???
間違いなく「俺ガイル」を意識している本作だが、主人公だけは、明らかにトレースできていない。渡航の描く主人公「比企谷八幡」はこんなんじゃない。
本作の主人公の捻くれは、捻ってすらいない。ただのネガティブで、臆病なやつ。こいつの捻くれはなんか違う。
自分は最底辺じゃねーしとかいって、他の陰キャを見下す、そんな器の小さいことを「比企谷八幡」はやらない。彼は他人を見下すけど、努力してるし、何より自分が最底辺だと自覚できている。
主人公以外のキャラをトレースしたなら、主人公もちゃんとトレースしろよ・・・
ホントは捻くれについていろいろ書こうかなと思ってたけど、書いてたら自分で何言ってるかわけわかんなくなったから省いた
〇総評
素材はいい(パクリ)だけど、活かしきれてなかった印象が強く残る作品。要所要所はいい場面があったけど、全体としてみると、やはり退屈で、完成度が高くない。別につまらないわけではないんだけど、前作のようなインパクトも、温かさもない。
りびどーそふとさんにフルプライスは合わないから、前作同様、ミドルプライスで、ヒロイン数を3人程度に絞って、姉ゲ―つくってればいいと思うよ。
DMM購入
補足
プレイしてるときに暇だったから、ゲロインたる朔夜が、本編中に何回ゲロったか数えたら、13回だった。いうほどゲロってないな