- プレイ時間 13時間
- ジャンル 抜きゲー・陵辱・純愛・お姉さん
- エロ度 ★★★★★
- 満足度 ★★★★★
- えっち回想 約50回
- えっちアニメーション ほぼすべてのえっちシーンで採用
- バックログからのシーンジャンプなし
〇概要
洗脳された主人公を救うために奮闘する姉妹がひたすら陵辱されまくる。
〇パンスト
えっちシーンでは1シーンしかなく、その1シーンすら最終的にすべて脱いでしまった状態でえっちするが、ドアップ状態のパンストの描き込みが特にすごい。
〇よかった点
1)先が気になる展開(中盤まで)
最初は主人公がひたすらクソみたいな人間である様子が描かれていて、2人のヒロインにいやがらせをしまくって陵辱する。なんか嫌な主人公だなーと思いつつも、ストーリーを進めるにつれて、話が食い違っている違和感に気づくだろう。それでも姉妹への陵辱は続き、強制的にバッドエンドに飛ばされ、もはや何がなんだかわからん状態になって、真実は何なのか気になって中盤までは面白くプレイできる。
ひかり(ヒロイン、姉妹の妹のほう)視点と主人公視点を交えることで、話が食い違っていることに気づきやすいし、なにより想いがすれ違ってしまっている切なさや悲しさ描写が光っていた。
まぁ中盤超えると犯人バレちゃうんだけど。それでも中盤までのホラーっぽい雰囲気で惹くのは緊張感があってよかった。
2)人間デブリという題名にふさわしいクソみたいな人物たち
デブリとはゴミのこと。本作はその題名どおり、ゴミみたいな人間たちを描くことに焦点を置いている。登場するキャラすべてがほんとにクソ。詳しくはネタバレになるから言えないけど、そういった人間の醜い部分をこれでもかというぐらい表現できていた。
本作の犯人は他人よりも嫉妬をこじらせすぎてしまっただけで、多かれ少なかれみんな他人に嫉妬し、誰もが嫉妬で狂う可能性がある。本作で清々しいくらいゴミみたいな人間を描写してプレイヤーに見せつけることで、戒めにしようと思ったかもしれない。
姉妹ヒロインを陵辱した犯人はもちろんクズだけど、その犯人が死んで真実を知ったあとの周りの非情な反応描写からも人間はみんなクズだ、のようなメッセージ性を感じた。
3)えっちアニメーション
いつものelfらしく、クオリティが高く滑らかなアニメーションに脱帽。クオリティだけでなく数も多いから本当に死角がない。今回は特に射精描写がすごい。まじでどろっとしてる精液描写でリアリティがあって妙に生々しい。顔射がこれほどまでエロいとは思わなかった。
4)空お姉ちゃん
ヒロイン姉妹の姉のほう。前半部分をやると姉がサブで妹がメインのように見えるが、後半は空お姉ちゃんしか出てこなくなり、まさかのメインヒロイン詐欺で驚いた。
この空お姉ちゃんが本当に良い。外見はすごいクールでにらんでくるほど怖いのに、実はすごくものすごく主人公のことが好きで、それでも主人公のことを好きでいる妹のことを想って、自分の想いを押し殺して諦めようと必死になるけど、諦めきれなくて自分に罰を与えようとして、自分が普通に幸せではいけないと戒める。不器用すぎるんだよなぁ(´;ω;`)ウゥゥ切ない。
ツンデレというかクーデレというか、どっちなのかよくわからないけど、「冷たくて優しい目」って表現が好きすぎる。愛が重いヒロインほんと好き。
市川小紗原画のおかげでさらに魅力が増して、気の強い女性の雰囲気をビシビシ感じるから、なおさら内面と外面とのギャップがひきたっていた。
陵辱されながらも最後まで堕ちないでただひたすら主人公のことを助けようとかばう空お姉ちゃんに惚れた。
5)徹底的な陵辱
エンドが全部で14あるけどそのうち1つしかヒロイン姉妹と主人公が救われるエンドがない。それ以外13個はバッドエンドでひたすらヒロイン姉妹が陵辱されまくる。本当に長い長い長い長い。バッドエンドルートに入ってから1時間くらいは陵辱が続く。空お姉ちゃんの本当の気持ちを気づき始めてからは心が痛みまくった。
肉体的にひどい陵辱というよりは精神的な陵辱がメインで、本文の表現を借りるなら「人間の尊厳をレイプする」感じ。ねちっこい陵辱ではトップクラス、本当にねちっこい。徹底的な陵辱があるからこそキャラに感情移入できて、最後のトゥルーエンドにたどりついたときは心にくるものがあった。
6)局部アップCG
いつものelf。
〇よくなかった点
1)抜きゲ―慣れしていないと途中でギブアップしそう
実はこの作品をプレイしたのは今回が初めてではない。1年ぐらい前、まだ抜きゲ―になれていないころにプレイしたが、あまりにも長すぎる陵辱に心が痛んで途中で投げてしまったことがある。
今でこそ抜きゲ―慣れしてるから長いえっちシーンでもそれなりに我慢できるけど、慣れてないと本当に長い陵辱シーンで挫折する。かといってえっちシーンでかなり重要な会話をするし、えっちシーンでキャラに感情移入しないとまったく面白くないから、えっちシーンは飛ばせない。
2)💧
明らかに画面中で浮きまくっているにも関わらず頻繁に使われる「💧」。非常に邪魔、せっかくの悲愴な雰囲気をぶっ壊している。
〇総評
プレイし終わったあとにうまく言葉がでてこない作品、つまり完成度が高いということ。長い長いねちっこい陵辱シーンを繰り返し、主人公が何度も屋上から飛び降りて心を痛めるつつも、最後に主人公もヒロイン姉妹も救えたトゥルーエンドに心震えた。「媚肉の香り」よりエンタメ性は低いけど心に残る何かを残してくれる、そんな作品だった。「エロありきで、じゃあどんな物語にする?じゃなくて、こういう物語であってだからエロが必要なんだっていう感じで 抜きゲーだけど抜きに至るまでの経緯を抜きゲーマーは必要としている」を満たしている、それなりにシナリオも楽しめる抜きゲ―を求めている人向け。
DMM購入
※追記
万が一、非正規の方法で一回削除してからまた同じパソコンに本作品をインストールするとき必ずエラーがでてインストールできないから、その時はレジストリからelfのファイルを削除すると再インストールできる。私はこれで手間取ったので一応記載しておく。