- プレイ時間 3時間
- ジャンル 抜きゲ―・陵辱・お姉さん
- エロ度 ★★★
- 満足度 ★★
- えっち回想 14回
- バックログからのシーンジャンプあり
empress×elfの企画とはなんだったのか?
公式曰く、「同じ舞台でEmpressとelfの作品がクロスオーバーする」らしい。たしかに、「鬼作たち」では、elf作品にempress要素を取り入れることで、ヒロインが受け、主人公が攻めという構図になり、いつもの聖少女原画ゲ―とは雰囲気が大きく異なっていた(実際に他の聖少女ゲ―をプレイしたわけではないが、他人のレビューを見る限り)。これは大いに意味があったと思われる。
しかし、「GREAT DECEIVER」のほうはいつもの聖少女ゲ―でしかなかったのではなかと私は感じた。なぜなら、シナリオ「聖少女」となっているからだ。本編内では、鬼作が何か大事なことを知っている風な態度を取り、主人公と接触するシーンが何回か(2回ぐらい)あるけれど、それ以外の接触がない。elf作品に聖少女要素を取り入れることはできても、empress作品にelf要素を取り入れることはできなかった、というかしなかった、そんな結論を示唆している気がする。
特殊シチュエーション詰め合わせパック
聖少女ゲ―はまさに上級者変態向けの作品であると思い知らされた。絵につられてプレイし「うぇ」と気分が悪くならずに済むように、以下、具体的にどのようなシチュエーションがあるのか説明していく。合わないなと少しでも感じたら買わないほうが身のため。もちろんこのような性癖の人もいるので、そこは否定しません。ただ私には合わなかった、それだけ。
1.主人公の睾丸に直接他人の精液を注入して中出しさせて、中出しした精液を主人公に飲ませる
まず、男の尿道に管を通すことを想像するだけで痛い。そして、他人の誰かも知らない精液を睾丸の中に限界まで注入され睾丸が膨れ上がる、さらに痛い。なんとかヒロインに中出しして「ふぅ」と落ち着いたときに、主人公が出した他人の精液を処理=膣の中から吸い出させ飲ませる、想像したくもない気持ち悪さ。
2.ヒロインのおしっこを飲まされる・かけられる
主人公もツッコんでいたけど、みんな尿腺緩すぎ。まぁ黒パケじゃない抜きゲ―でもヒロインのおしっこを飲むシチュはなくはないと思うけど、主人公の意志に関係なく飲まされることが好きじゃない。なんのためにトイレがあるのだろうか。
3.主人公のペニスを模ったベニバンで主人公のアナルバージンが奪われる
男側がヒロインにアナルえっちされるシチュもなくはない。しかし、問題は主人公のペニスを模った、のほう。要は実質的に自分のペニスを自分のアナルに入れているわけで、一度も想像したくないことである。
加えて、主人公のペニスとベニバンを管(またお前か)でつなぎ、主人公が射精したものは管を通ってベニバンを介して主人公のアナルに送られるという。本編中の言葉を借りるなら、「自分の尻穴に中出しする」ということになる。もはや何言っているのかわからないカオスすぎる。どうしたらこんな発想に至るのだろうか。
4.主人公とヒロインのアナルを管(またお前か)で繋ぐ
端的にいうと、ヒロインのお尻から出した固形物が主人公の直腸に一方的に送られるというもの。想像するだけでお腹痛くなるわ。食べるとかよりはまだましだったけど。その後、主人公も我慢できずに固形物を暴発してしまい、その処理を主人公にやらせるってヒロイン鬼ずぎないか。もとは自分の固形物やろ。
5.尿道に栓をされた状態でPIZR
射精したくても射精できない状況が辛そうでしかない。栓が抜けそうになったらまた奥に入れられるから終わりが見えない絶望感がアカン。
6.ペニスに注射(ペニス増強剤や精力剤多数)
主人公の意志とは無関係にヒロインの気が済むまで射精させられるため、いたるところで薬が登場する。注射の針を好きな人間がまず少なそうなのに、注射針をペニスに突きつけられるってアカンやろ…トラウマもんですわ。
7.性同一性障害ヒロイン(心と体は女、性欲は男)
ペニスを付けて女性器を排除したらしい。ふたなりとはちょっと違う気がする。皮肉なことに、登場するえっちの中ではまだましな部類だった。見た目はどう見ても女なのにペニスがあるヒロインとのえっちがシュールすぎる。
性同一性障害ヒロインのエンドでは、主人公はトランスジェンダーして女になって性同一性障害ヒロインと一緒に暮らす。これで一番ましなエンドだから笑ってしまう。
救いがない
主人公は3つあるエンドのうちどれを選んでも救われない。1つのルートではトランスジェンダーして、1つのルートではかつて仲がよかったヒロインと強制的に死と隣り合わせのえっちをさせられ、1つのルートではことの発端の原因となった姉とえっちさせられ、最後は臓器売買の対象となる。
主人公はヒロインのおもちゃにされながらも、唯一の肉親である姉の手術費を稼ぐために自分の身を犠牲にしてきたというのに、その姉までもヒロインたちの手にかかってしまっていた。いままでやってきたことはなんだったのだろうかと絶望が大きい。
とはいうものの、姉に種付けするシチュはかなり好きだからアリではある。姉が実の弟に中出しされて、早く掻き出さなければと焦るときに、ヒロインが膣に栓をして妊娠から逃れられないことが確定したところはかなり気に入っている。
かつて仲がよかったヒロインは、同じフィットネスクラブに採用され、喜びを分かち合っていたのに、結局主人公と同じ薬付け状態にさせられていて不憫な子である。死と隣り合わせの強制えっちしか、えっちの枠がないのがなおさら可哀そう。
私が望むもの
超お金もち用のフィットネス会社が実は人身売買臓器売買を平気で行い、他人の弱みに付け込んで奴隷にさせるような鬼畜なことをやっていたという事実自体は良い。ただ、この会社をつぶして、それまでさんざん好きなようにしてたヒロイン社長たちを、屈服させるくらいの爽快さがほしい。そこで鬼作たちが頑張ればelf要素も取り入れられたのではないかと。
総評
先にあげたシチュエーションが好きな人以外は絶対に触れないようにしましょう。絵につられて何となく買うことだけはやめましょう。あとネット認証が必要(ここ重要!)
DMM購入
DLsite購入
コメント
聖少女絵の「顔」が好きなので何作かプレイしてますが、記述されてるプレイの大半は過去作でもやってます。
・・・・・・男主人公と尻合体しながら、自分の男根をしごいて、自分の精子を自分の膣内にチューブで入れて妊娠等、もっと引くようなものもあります。
救いがない、どの選択肢も先にあるのは悲惨な結末だけ、女キャラに凌辱されるだけというのは、いつもの事です。
もし、シナリオを別の人が書いてたら買ったかもしれません。
あと、個人的にムッチリは嫌いでないですが、若い女も熟女も皆同じ体型、同じ胸のサイズなのが勿体ないと毎回思います。特に過去作のP/Aとか、キャラ顔は可愛かったんですけどね・・・・・・。
NO NAMEさん、コメントありがとうございます。
聖少女さんの過去作でもやはり同じようなプレイ、もしくはそれより過激なプレイもあるということで、過去作に手を出さなくて正解でした。教えていただきありがとうございます。
同じ体型・同じ胸のサイズは言われてみると確かにそうですね。ただ描き分けられる人のほうが少数派でしょうし、原画家の好みの体型・胸のサイズがあると思うのでそこは仕方ないかと。
>id:isyky2858さん
描き分けられる人のほうが少数派・・・・・・ごもっともです。
ただ、顔とムッチリ感は本当好きなので、買うのを我慢出来なくなるソフトを出して欲しいんです。過去作のclosed gameは結局買う決断に至れなかった。聖少女さんがシナリオ関わってると、買うのを迷い、おそらく買わないという結論になってしまう。CGの質は上がってると思うので残念です・・・・・・。
NO NAMEさん、コメントありがとうございます。
自分の好きな原画家さんがいるにも関わらず、携わる作品の傾向が合わないからプレイできないというのは非常に残念に思います。
私も同じような思いをしたことがありますが、聖少女さんの場合は原画に加えてシナリオも担当されており、おそらく自分のシナリオにしか絵をつけない主義の人のようなので望みが薄いのが誠に遺憾ですね。
聖少女さんの最新作の内容が気になっていたのでこの記事はとても参考になりました。自分はドはまりする特殊体質なので興奮しかありませんが、ノーマルな人がやったらトラウマになるような内容なのではないかと思います。(笑)
マスさん、コメントありがとうございます。
過去作をプレイしたことがないので過去作と比較して最新作のクオリティがどうかは私には判断できなくて申し訳ないです。参考になっていただけたのならば幸いです。