- プレイ時間 7時間
- ジャンル 抜きゲ―・寝取られ・陵辱
- エロ度 ★★★★
- 満足度 ★★★
- えっち回想 41回
- バックログからのシーンジャンプなし
〇概要
とある医療法人全体がグルになってヒロインたちを陵辱する。
〇シナリオに関して
久米ルート
ヒロインの心も身体も一切おちることなく、ただ間男が独りよがりな陵辱えっちをするだけ。間男の攻め方が強引すぎて、しかも全然結果が伴っていないため、終始滑稽すぎてむしろ可哀そうに思えてくる。
このルートの間男のように、勝手に独りで盛り上がって、独りで勘違いして、独りで悲劇の主人公気取りとする、常に独りよがりな人間には死んでもなりたくないなと人生の教訓になり得るという意味ではよかったかもしれない。けれど本当にクソ。もっとクレバーな間男のほうが私の好みである。
この間男のとんでも発想には驚かされる。第一に、自分の好きなヒロインが主人公と付き合うことに加担した別のヒロインナースを逆恨するまではいいとして、そこから「そのナースをひき殺してやる!」という発想に至るサイコパスっぷり。しかもその場の衝動で無計画に実行してしまったため、犯行後に警察に捕まるかもしれないと怯える間男。だったら犯罪犯すなよ…
第二に、ヒロインを別の場所に移すためにヒロインをトランクの中に入れるけど、トランクのなかでヒロインがおしっこをしてしまい、それがトランクから流れ出て間男が警察に捕まりそうになるというマヌケっぷり。もうどこからツッコんでいいものか…
第三に、間男(指名手配中)は主人公と通話状態のヒロインを犯すというシチュをするものの、それで自分の隠れている場所をみすみす教えてしまうマヌケっぷり。寝取られなら定番のシチュだけど、そもそもヒロインの心も身体も堕ちてないから何の意味もないっちゅうねん…
唯一良いと思った点は、ヒロインをガムテで拘束した状態でのプレイが多かったことくらい。
石神ルート
ヤリチン医者がヒロインに快楽を植え付け牝として開花させた結果、ヒロインが主人公にフラれ、社会的立場も失う自暴自棄ルート。
久米ルートと同様に、間男の攻め方は少々強引ではあったものの、ヒロインの身体を堕とすという方向性は悪くなかった。まぁ1回間男とえっちした後にすぐに淫乱に目覚めちゃうから過程を楽しむことができなくて残念だったけども。
このルートで好きなシーンは、間男がヒロインへの陵辱をいったんやめている間に、ヒロインが主人公に告白しようやく念願のえっちをしたにも関わらず、主人公のペニスが小さくて全然欲求不満が解消できなくて戸惑う、そしてその直後に主人公とのえっちを上書きするように、間男とえっちをしてヒロインがだらしなく感じてしまうところである。寝取られゲ―の要素が強く表れ、心では受け入れていなくても身体はすでに間男を認めて欲しているという分離が良い。
その他、ヒロインにローターを装着したまま、主人公への看護をさせるところもけっこう好み。バレないように感じていることを我慢する恥じらいが素晴らしい。
ただ、石神という間男の考えが基本的にヤリ捨てであり、一人の女にそこまで執着心があるわけではないからいまいち盛り上がらない。しかも終始「オラオラ!!」みたいなテンションが私に合わなくて萎えた。もっとじわじわ攻めるタイプが好み。
理事長(裏ボス)ルート
金と暴力と権力でヒロインたちをメス犬に堕とすルート。
ただの一患者だと思っていた人物が実は超偉い権力者で、石神をも従えている裏ボスだったという流れは面白い。けれど、こいつも攻め方が強引すぎる。
まず、メインヒロインに手を出す前に、メインヒロインを力になっていたサブヒロインの看護師を堕とすのだが、サブヒロインに犯罪の容疑をかけて(?)監禁、リンチに遭わせて、精神的に肉体的に追い詰めて衰弱させる。弱ったサブヒロインは当然理事長に従うしかないわけで、堕とす過程を楽しんでいる暇がない。
しかも、サブヒロインは何も悪いことをしておらず、石神・久米といった間男たちから、主人公がメインヒロインを助けるための手助けに勝手に巻き込まれただけに過ぎない。本作品における一番の被害者は間違いなくサブヒロインの子である。
尻軽そうに見えて実は一途で、主人公を包み込んでくれる年上オーラが非常に好みだったばっかりに、彼女ばかりひどい目にあって本当に可哀そうでしかなかった。可哀そうなのは興奮できない。
次に、メインヒロインを突然車で拉致って強姦、その後レイプ時の写真で脅されてずるずると陵辱される。メインヒロインはすでに理事長の手下となったサブヒロインが主人公とえっちしているところを偶然見てしまい、もう誰も信用できないと完全に心が折れてしまった状態になり、甘い言葉を理事長にかけられ、そのまま理事長に依存するようになり寝取られエンド。
この過程は割といい線いっていたと思う。メインヒロインと主人公の想いがようやく通じ合った直後に絶望の強姦とのギャップ、そして味方だと思っていたサブヒロインに裏切られ、好きだった主人公にも裏切られ、弱り切ったところで理事長がヒロインの心の隙間に入り込む、こういうクレバーなやり方は好き。
TUREルート
ヒロインへの陵辱を回避し、ヒロインとめでたく結ばれるルート。
サブヒロインはいつまでもうじうじとすれ違いを続け、なかなかくっつかない主人公とメインヒロインにうんざりして、「そんなにゆっくりしているなら私がとっちゃうわよ?」とでも言いたげに、敵意むき出しで主人公に積極的にアタックする女同士の闘いが良い。
サブヒロインのアタックを見て、メインヒロインがやきもち焼いている様子もグッド。むしろこのルートだけでもいいのでは?
車にひかれすぎ
久米ルートでサブヒロインが、石神ルートでメインヒロインが、理事長ルートで主人公が車にひかれる。ちょっと車にひかれすぎではないだろうか。とりあえず展開の収集をつけさせるために車にひかれるようにするのは短絡的すぎる。もう少し展開のバリエーションを持たせてほしい。
主人公とヒロインの関係の弱さ
主人公とヒロインは高校生のころに図書館で数回会話しただけ、らしい。それでたまたま病院で再開したら、実はお互いのことが好きでした~なんて言われても…
陵辱にしろ、寝取られにしろ、主人公とヒロインの繋がりが強ければ強いほど、その輝きを増す。本作は主人公とヒロインが付き合う前からすれ違っている間に、他の男からちょっかいを出される形のため、全然寝取られた気がしない。主人公とヒロインの仲をはじめに悪くしてどうやって感情移入しろと。
主人公も他の間男と大差ない
すべての元凶は、ヒロインと病院で再開して舞い上がってしまった主人公が突然ヒロインのことを押し倒し強姦まがいのことをしたことである。ヒロインのことが好きすぎてストーカーする久米、女癖が悪く女をモノとしてしか思っていない石神、自分こそ王だと粋がる理事長と、いったい何の違いがあるのか。結局みんな自分勝手なだけ。
主人公と他の間男たちが同レベルのクズのため、大好きな彼女を寝取られても「ハイそうですか」と他人ごとにしか思えない。
〇エロに関して
基本的にどのシーンでもヒロインは嫌がっているため、喘ぎ声よりも悲鳴のほうが多い感じがする。絵はむちむちで、胸もお尻も肉づきが良い。ヒロインを拘束した状態のえっちが多めという点が一番の特徴である。あとナース服。
以下気に入ったシーンをあげていく。
着替え盗撮
破瓜・ナース服縛り・口に詰め物
破瓜
破瓜・拘束・目隠し
看護師のミーティング中に何喰わぬ顔でヒロインのお尻をさわり、ヒロインが他の看護師にバレないように我慢する
ヒロイン完堕ち・だいしゅきホールド
PIZR
照れながら上目遣い手コキ
〇総評
まさに、金!!暴力!!セッ久!!みたいな作品。女を金と暴力と権力で従わせたい人向け。いろいろツッコミどころ満載の展開でシナリオに寝取られを期待してはいけない。ぶっちゃけメインヒロインがめんどくさいタイプの女であり、潜在的淫乱のため、寝取られのダメージはほぼない。絵がいいだけに少し残念である。
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