- プレイ時間 8時間
- ジャンル 抜きゲ―・母親・人妻・純愛
- エロ度 ★★★★★
- 満足度 ★★★★
- えっち回想 57回
- Hアニメション 10回
- バックログからのシーンジャンプあり
- 立ち絵鑑賞モードあり
〇概要
一人暮らしを始めたが家事がめんどくさすぎると音を上げた主人公が、家事・掃除を代わりにやってくれる母親代行サービス「デリバリーママ」を利用して、デリママたちに甘えてえっちな関係にもつれこむ。
〇シナリオに関して
朱音さん(実母)ルート
3人ヒロインの中で一番気合が入っているキャラ。デリバリーママを利用しているうちに主人公が好きになって告白→彼女になってらぶらぶえっちまでは普通。
しかし、朱音さんと主人公が血のつながった母子であることが後に発覚する。最初は主人公も朱音さんもまったくの他人と思っている展開が良い。
これをきっかけに、主人公が先に実母でこの事実を知るが朱音さんは最後まで知らないルート・主人公が先にこの事実を知って朱音さんが後から知るルート・朱音さんが先にこの事実を知って主人公が後から知るルートの3つに分岐する。
特に印象的なのは、2つ目の、主人公が先に事実を知って朱音さんが後から知るルート、通称「肉欲の母子」エンドである。
主人公は朱音さんが自分をかつて捨てた実母である事実に直面して、いままで自分が本気で朱音さんのことを愛してきた時間が壊れることを恐れる。いままで自分が朱音さんにしてきたことは、朱音さんが実母だからだったのではないかと。自分の愛は嘘だったのではないかと。それを振り切って、自分が朱音さんへ向けた愛が本物かを確かめるために朱音さんに激しくえっちを求めるシーンは激シコだったとともに、主人公の不安がよく表れていて少し悲しさを含んでいるところが強く印象に残った。
まぁその後は抜きゲ―らしく深くは考えずに、実母だろうがなんだろうが好きだからえっちするんだ!と主人公は前向きに立ち直るけど。
朱音さんはかつて捨てた息子が主人公であることを主人公より後に知って、主人公より困惑する。朱音さんは主人公が小さいころに夫との離婚で主人公を手放してしまった罪悪感をもっている。息子として一度捨てられた主人公を、もう一度今度は男として捨てることは朱音さんにとって、主人公の母親として、主人公の彼女として、あまりにも心苦しい。
当然近親相姦が禁忌であることも朱音さんを追い詰め、悩みに悩んだ結果、朱音さんはやっぱり主人公を捨てれらなかった、つまり理性よりも愛情と肉欲が勝ったのだ。
主人公が親子である事実を知るまえに一人の女として愛してくれた事実と、息子のことをこれ以上見捨てることはできない母性が、近親相姦が禁忌という理性を打ち破って、本当に身も心も結ばれ、愛情のままに肉欲のままにえっち、もとい交尾する朱音さんがえちえちすぎた。最後に妊娠して息子のこどもを産むのはヤバい。
エロゲーにおいて義母というグレーゾーン作品は数あれど、実母というブラックゾーンに踏み込んでいる作品は少ないなかで、実母の背徳感がそれなりに表れているルートだった。
欲をいえば、なぜ主人公を産んですぐに離婚したのか、なぜ主人公のことをひきとらなかったのかを掘り下げると、よりシナリオが読める抜きゲ―作品になったと思う。
あと、なぜ朱音さんが主人公のことを実の息子だとわからなかったのかが謎。自分の息子と同じ名前なら普通気づくやろ・・・同じ名前の人、しかも同じ年ごろの人がそう何人もいるとは思えないんだが。
真由香さんルート
主人公の実家の近所に住むおばさん。
昔から主人公とそれなりに交流があって仲良しな真由香さんは、幼いころに母親なしで育ってきた主人公のことを可哀そうに思い、主人公に母親のつもりでなんでも頼んで甘えてほしいと仕掛けてくる。それに便乗して主人公がえっちさせてほしいと言い、母親としての真由香さんとえっちを重ねていく感じの内容になる。
このルートではまったく血縁関係も家族的な関係もないため、背徳感フリーの人妻とのいちゃらぶえっちを楽しめる点は良い。真由香さんの友達感覚で接することができるサバサバした感じは他人としての壁を感じない母親っぽさがあるのも良い。
しかし、母親の代わりとして真由香さんとのえっちなのに、こいつ本当に母親に甘えることに飢えているのか?と疑いたくなるレベルで主人公の甘えが足りないと感じる。せてめ授乳手コキはしてくれ。必修科目だろ。
あと、真由香さんを妊娠させてこどもを産ませる展開に関して、真由香さんはこどもいないとはいえ結婚している人妻なのに、どうやって妊娠を夫から隠したのかの描写がない点が不満。托卵なのにまったく托卵感がないのが恐ろしい。女の人怖い(> <)
奈々さん(義母)ルート
血がつながっていないから息子と義母の距離感に悩んだ末、えっちなことでも許容してしまいえっちしまくって最後に母親兼恋人までいく、義母あるあるな内容になる。主人公が偶然義母の下着姿を覗いてしまってから女として意識し始めるのも義母ルートあるある。
このルートで一つ言わせてほしいことは、主人公は一人暮らししてないで実家帰れよ、である。デリママを利用せず一人暮らしの家事にめんどくさがっている主人公をみた奈々さんが代わりに家事全般をやってあげると提案するのだが、義母を毎日一人暮らしの息子の部屋に通わせるってどう考えても頭おかしいやろ。
おまけに主人公は大学生なのか高校生なのかわからないけど、明らかにアルバイトをしていないため、一人暮らしの費用は100%親の金であると推測される。学校が遠いならわかるけど、義母が実家から毎日主人公の部屋に通えるレベルだから、実家と主人公の一人暮らし部屋は近い。もう主人公が一人暮らしするわけがわからない。主人公は素直に実家へ帰れよ。
真由香さんルートと同様に、奈々さんルートでも妊娠して主人公のこどもを出産する展開があるけど、やはり夫にどうやって隠していたのかの描写がないのが不満。こいつらナチュラルに笑顔で托卵してくるからヤバい。夫に対する背徳感の欠片もない。
〇エロに関して
- ヒロイン3人とも人妻でおおよそ30代後半くらいの巨乳巨尻のむちむちボディでえちえち
- 塗りがかなり良い
- いつものAnimらしくキスシーンに気合が入っている
- えっちシーンでの女視点が少ないながらもあってエロさが上がっている
- 不満は授乳手コキがないことぐらい。
- 水着だったりエプロンだったり裸だったり着衣だったりと、えっちのシチュ的には豊富だと思う。
- 個別に上げると、朱音さんはお尻の強調した構図のえっち、真由香さんは緊縛目隠しえっち、奈々さんは夫の寝ている隣でえっちとお母さんをプレゼントしちゃうえっちがお気に入り。
〇総評
「お母さん」って主人公が言いながらえっちしてるだけの、典型的なエロシーンつめ合わせ抜きゲ―。ヒロインたちからあまりお母さんぽさが感じられないけれど、お母さんくらいの年の人妻とのいちゃらぶえっちとしては十分魅力がある。Animの安定したエロさがあって、実母ルートが特によかった。
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